
「旅先で写真を撮ることが好き。でも、仕事につなげるには何から始めたらいい?」
今回ご紹介するのは、Instagramでの発信をきっかけに、海外取材、記事執筆、ホテルやレストランの撮影、企業案件へと活動を広げてきた、トラベルフォトグラファーのSakieさんです。
最初から旅を仕事にする方法が分かっていたわけではありません。旅先で撮った写真や記事を一つずつ積み重ね、自分らしい世界観を育てながら、現在のキャリアにつなげてきました。
この記事では、旅と仕事がつながったきっかけや、発信を続けるうえで意識してきたこと、現在の働き方をご紹介します。
01大好きな旅が仕事になったきっかけ
"いつか仕事として旅がしたい"となんとなく思っていたものの、それがどんな仕事なのか、どんな方法でどうやったらできるのかは想像もつきませんでした。
最初のきっかけは、Instagramで届いたtabimuseからの一通のメッセージ。
当時(2016年)は、Instagramでリゾート旅中心の写真を投稿していたところ、
「取材で、一緒にグアムに行きませんか?」と突然DMが来て、正直、"ちょっと怪しいかも?"と思うようなメッセージが届いたのを覚えています。笑
でも、「一度お会いしましょう」と観光局のイベントに声をかけていただき、そこで初めて、旅行業界の世界に触れました。

それまでインフルエンサーとしての活動はしていましたが、取材という形で旅に行き、記事を書いて発信する仕事があることを知ったのはそのときが初めてでした。
何も分からないまま参加した最初のグアム取材でしたが、現場で経験する一つひとつが学びになり、「旅を伝えることが仕事になる」という実感が少しずつ生まれていきました。
そこから、観光局やメディア、企業との仕事が広がり、気づけば、旅と仕事が自然につながっていくようになっていました。
02旅を仕事にするために意識してきたこと
旅の仕事を続けていく中で、私が意識していたのは、「自分といえば、これ」と言ってもらえる軸をつくること。
当時、周りでも旅の仕事を始める人が増えていて、それぞれが何となく“その人らしいイメージ”を持っていたように思います。
それを見て、"私はどんな存在として覚えてもらいたいのか"を考えながら発信するようになりました。

そのときに浮かんだのが、ハワイでした。
ハワイを中心に、ビーチリゾートのリラックスした空気感やラグジュアリーリゾートの世界観を意識しながら、発信を少しずつ積み上げていくように。
とはいえ、当時は「旅を仕事にする方法」を教えてくれる人も学べる環境もありませんでした。
なにも分からず最初のグアム取材へ行かせていただきましたが、取材を通して学ぶことがたくさんありました
こういう仕事があるんだ!ということも取材を通して実感していきました。
そして、その記事をtabimuseで書いたことをきっかけに、写真だけでなく文章も書けたほうがいいと感じ、ブログで旅の記事も書き始めるように。
文章を書く練習でもあり、「インスタ発信だけでなく、記事も書けます」と言えた方が、自分の強みも増えて、その記事1つ1つが自分の作品になっていきました。

意識していたのは、自分の思い出を残すことではなく、「これを読んだ人が行きたくなるかどうか」。
好きな媒体やライターさんの記事を読み込んで、構成、文字量、情報と感想のバランスを研究し、それを自分なりに落とし込んでいきました。
センスは生まれつき備わっているものではなく、インプットと試行錯誤の積み重ねで育てていくもの。
その考えのもと、写真も文章も磨いてきました。
その姿勢は、今も変わっていません。
03現在の働き方について
フリーランスとして独立して10年、とても柔軟な働き方を叶えています。
海外や国内の取材、ホテル・レストラン・アパレルなどの撮影案件、オンラインでの仕事(プリセット販売やコンサル、サブスク運営など)を組み合わせながら活動しています。
取材は今でも一番好きな仕事です。海外はもちろん好きですが、最近は国内の取材も楽しんでいます。
旅を軸に活動してきたことで「撮影やディレクションなど、仕事の幅も自然と広がった」と感じています。
まさか自分が、衣食住に関わるフォトグラファーになるとは思ってもいませんでした。
旅ってライフスタイルの中のひとつ。
旅先で撮った写真や記事の積み重ねが、そのまま自分のポートフォリオとなり、新しい仕事にも活かされています。
現在は表に出る仕事だけでなく、裏方の仕事も含めて、旅から派生するキャリアが構築できつつあることを実感しています。
講座では、こうした仕事の選び方や、表からは見えにくい旅の仕事のリアルについてもお話ししています。すべての取材が大きな収入につながるわけではありませんが、それでも受けることがあります。
その基準はシンプルで「自分が本当に興味を持てるかどうか」。
まずリサーチしてみて、心惹かれる場所なら行く、そうでなければお断りしています。
自分の発信にフィットしていない場所に行っても、うまく魅力を発信できなくなってしまうので。
それが、自分を軸にして発信していく、ということだと思っています。
ただ、最初はいただいたお仕事はどんどん受けるべき!というのが私の考えです。
いろいろな経験を重ねてきたからこそ、今の判断軸が自然と定まったなと感じています。
04仕事で感じるやりがい
私が旅の仕事を続ける中で、いちばん嬉しいのは、「sakieさんの投稿を見て、旅先を決めました」と言ってもらえること。
過去の記事や写真が、数年経ってから新しい仕事に結びつくことも少なくありません。
どこから見つけてもらえるか、本当に分からない。だからこそ、発信を積み重ねることは大切だと思っています。
05Sakieさんの経験を、動画講座で学ぶ
Sakieさんの「トラベルフォトグラファー講座」では、この記事で紹介したキャリアの背景とともに、旅の写真を活動や仕事につなげるための考え方と撮影スキルを学べます。
一般的なカメラ操作だけを学ぶ写真講座ではありません。

旅の撮影に特化した、シーン別の実践
ホテル、カフェ・料理、人物など、旅先で撮影する機会の多いシーンを取り上げ、場所や体験の魅力を伝えるための考え方と撮影方法を、実際の作例とともに解説します。
写真技術だけでなく、世界観と仕事へのつなげ方を学ぶ
自分がどんな写真に惹かれるのかを分析し、世界観や発信の軸として整理する方法を紹介します。
さらに、Instagramでの発信から海外取材、撮影、執筆、企業案件へと活動を広げてきた、Sakieさんの実際のプロセスも学べます。
撮る側と、仕事を依頼する側。両方の視点を収録
講師であるSakieさんの実践的な経験に加え、tabimuseプロデューサー・野々村菜美による、発注側のモデレーションコメントも収録しています。
クライアントが写真のどこを見ているのか、ホテルや地域の魅力が伝わる写真とは何か、取材現場で信頼されるために必要な準備や姿勢など、仕事を依頼する側の視点からも学べることが、この講座の大きな特徴です。

最後にSakieさんからメッセージ
旅を仕事にすることは、決してキラキラした瞬間の連続だけではありません。
私も最初から、その方法が分かっていたわけではなく、「これでいいのかな」と迷いながら、その時々で経験と選択を重ねてきました。
その中で大切にしてきたのは、自分が心から好きだと思える世界観に正直でいることです。その軸を持ちながら発信を続けることで、少しずつ仕事の形や幅が広がっていきました。
講座では、カメラのスキルだけでなく、私が遠回りしながら見つけてきた、旅の写真を仕事につなげるための考え方やキャリアのつくり方、取材現場のリアルもお話ししています。
今すぐ仕事にすることだけをゴールにせず、まずは自分がどんな旅や世界観に惹かれるのかを知り、写真を撮り続けること。その積み重ねが、次の可能性につながるきっかけになれば嬉しいです。
- INFORMATION
旅の写真を、誰かに届く表現へ。
MUSE

- SAKIEトラベルインフルエンサー/フォトグラファー
様々な国を旅し、旅系媒体・旅行会社等とコンテンツや記事を作成、フォトグラファーとしても活動。また、イベントの空間ディレクション、コンサルタント、他にタブロイド紙でのコラ...
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