
旅を愛するMUSEたちのキャリア / sakieさん〜オンラインスクール“hervoyage”リリース記念特別連載〜
現在 tabimuseでは、 2026年1月、旅を愛する女性たちが自分らしい働き方を見つけるためのオンラインスクール“hervoyage(ハーボヤージュ)”のリリースに向けて準備をしています。
「旅を仕事にするって、実際どういうこと?」
「最初の一歩はどう踏み出すの?」
そんな、多くの女性たちが抱える“モヤモヤ”を少しずつほどきながら、“旅を軸に人生を設計するプログラム”です。
そして今回、長年 tabimuse の世界観を一緒に作ってきてくださっているMUSE たちにも、このプログラムのスペシャル講師として登壇いただくことになりました。
お二人目の講師は、sakieさん。
2017年からMUSEとして活動してくださっているsakieさんは、ラグジュアリーな世界観と共にライフスタイルを発信されていますが、取材・記事執筆・撮影などを通じて、旅と仕事を積み上げてきた実践者でもあります。
hervoyageでは、旅が仕事につながっていった最初のきっかけから今の働き方に至るまでのプロセス、ホテル・風景・レストランなど旅に特化したシーン別の写真講座、世界観の軸の定め方、フォトグラファーとしての取材前の準備〜当日の流れ〜納品方法などなど、ご自身の経験をもとにお話しいただく予定です。
この記事ではその中から、旅と仕事がつながり始めた背景と、これまで意識してきたこと、現在の働き方を少しだけご紹介します。
01大好きな旅が仕事になったきっかけ
"いつか仕事として旅がしたい"となんとなく思っていたものの、それがどんな仕事なのか、どんな方法でどうやったらできるのかは想像もつきませんでした。
最初のきっかけは、Instagramで届いたtabimuseからの一通のメッセージ。
当時(2016年)は、Instagramでリゾート旅中心の写真を投稿していたところ、
「取材で、一緒にグアムに行きませんか?」と突然DMが来て、正直、"ちょっと怪しいかも?"と思うようなメッセージが届いたのを覚えています。笑
でも、「一度お会いしましょう」と観光局のイベントに声をかけていただき、そこで初めて、旅行業界の世界に触れました。

それまでインフルエンサーとしての活動はしていましたが、取材という形で旅に行き、記事を書いて発信する仕事があることを知ったのはそのときが初めてでした。
最初は「取材でグアムに行く」という意味もよく分かっていませんでしたが、"発信した先の人たちが次の旅先を選ぶきっかけをつくる仕事"なのだと、少しずつ理解していきました。
そこから、観光局やメディア、企業との仕事が広がり、気づけば、旅と仕事が自然につながっていくようになっていました。
02旅を仕事にするために意識してきたこと・努力してきたこと
旅の仕事を続けていく中で、私が意識していたのは、「自分といえば、これ」と言ってもらえる軸をつくること。
当時、周りでも旅の仕事を始める人が増えていて、それぞれが何となく“その人らしいイメージ”を持っていたように思います。
それを見て、"私はどんな存在として覚えてもらいたいのか"を考えながら発信するようになりました。

そのときに浮かんだのが、ハワイでした。
ハワイを中心に、ビーチリゾートのリラックスした空気感やラグジュアリーリゾートの世界観を意識しながら、発信を少しずつ積み上げていくように。
とはいえ、当時は「旅を仕事にする方法」を教えてくれる人も学べる環境もありませんでした。
なにも分からず最初のグアム取材へ行かせていただきましたが、取材を通して学ぶことがたくさんありました
こういう仕事があるんだ!ということも取材を通して実感していきました。
そして、その記事をtabimuseで書いたことをきっかけに、写真だけでなく文章も書けたほうがいいと感じ、ブログで旅の記事も書き始めるように。
文章を書く練習でもあり、「インスタ発信だけでなく、記事も書けます」と言えた方が、自分の強みも増えて、その記事1つ1つが自分の作品になっていきました。

意識していたのは、自分の思い出を残すことではなく、「これを読んだ人が行きたくなるかどうか」。
好きな媒体やライターさんの記事を読み込んで、構成、文字量、情報と感想のバランスを研究し、それを自分なりに落とし込んでいきました。
センスは生まれつき備わっているものではなく、インプットと試行錯誤の積み重ねで育てていくもの。
その考えのもと、写真も文章も磨いてきました。
その姿勢は、今も変わっていません。
03現在の働き方について
フリーランスとして独立して10年、とても柔軟な働き方を叶えています。
海外や国内の取材、ホテル・レストラン・アパレルなどの撮影案件、オンラインでの仕事(プリセット販売やコンサル、サブスク運営など)を組み合わせながら活動しています。
取材は今でも一番好きな仕事です。海外はもちろん好きですが、最近は国内の取材も楽しんでいます。
旅を軸に活動してきたことで「撮影やディレクションなど、仕事の幅も自然と広がった」と感じています。
まさか自分が、衣食住に関わるフォトグラファーになるとは思ってもいませんでした。
旅ってライフスタイルの中のひとつ。
旅先で撮った写真や記事の積み重ねが、そのまま自分のポートフォリオとなり、新しい仕事にも活かされています。
現在は表に出る仕事だけでなく、裏方の仕事も含めて、旅から派生するキャリアが構築できつつあることを実感しています。
一方で、すべての取材が大きな収入につながるわけではありません。
この辺りはhervoyageで裏側の部分もお話ししますが、収入にならなくても受けることもあります。
その基準はシンプルで「自分が本当に興味を持てるかどうか」。
まずリサーチしてみて、心惹かれる場所なら行く、そうでなければお断りしています。
自分の発信にフィットしていな場所に行っても、うまく魅力を発信できなくなってしまうので。
それが、自分を軸にして発信していく、ということだと思っています。
ただ、最初はいただいたお仕事はどんどん受けるべき!というのが私の考えです。
いろいろな経験を重ねてきたからこそ、今の判断軸が自然と定まったなと感じています。
04仕事で感じるやりがい
私が旅の仕事を続ける中で、いちばん嬉しいのは、「sakieさんの投稿を見て、旅先を決めました」と言ってもらえること。
過去の記事や写真が、数年経ってから新しい仕事に結びつくことも少なくありません。
どこから見つけてもらえるか、本当に分からない。だからこそ、発信を積み重ねることは大切だと思っています。
05hervoyageで伝えたいこと
hervoyageでは、講師としてSakieさんがこれまで積み重ねてきたプロセスや、
“旅を仕事につなげるために実際にやってきたこと” を、より具体的に深掘りしてお伝えする予定です。
たとえば——
- 旅に特化したシーン別カメラ講座(基本〜応用編)(ホテル/食事/カフェ/風景/自分自身が被写体など)
- “クリエイティブディレクター”が肩書きになるまでのロードマップ
- 自己ブランディングを高める発信の仕方
- クライアントとのコミュニケーションで大切にしていること
- 取材前の準備〜当日の流れ〜納品方法について
- 誰も教えてくれない、現場のルールや立ち振る舞い
- 旅から派生する現在の働き方
などなど、クローズドの空間だからこそお話しできることをたっぷりお伺いする予定です。
最後にSakieさんからメッセージ
旅を仕事にすることは、決してキラキラした瞬間の連続だけではありません。
そして、私も最初から「旅を仕事にする」ことのやり方が分かっていたわけではありません。
「これでいいのかな」と迷いながら、その時々で経験と選択を重ねてきました。
でも、ひとつだけ大切にしてきたのは、自分が心から好きだと思える世界観に正直でいること。
それを軸に発信していると、 少しずつ仕事の形や幅が広がっていきました。
hervoyageでは、カメラスキルだけではなく、私が遠回りしながら見つけてきた「旅を仕事にする」ということに加えて、旅の写真を起点にしたキャリア形成の仕方、取材現場のお話など、あまり表では語ってこなかった旅の仕事のリアルをお話しする予定です。
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MUSE

- SAKIEトラベルインフルエンサー/フォトグラファー
様々な国を旅し、旅系媒体・旅行会社等とコンテンツや記事を作成、フォトグラファーとしても活動。また、イベントの空間ディレクション、コンサルタント、他にタブロイド紙でのコラ...
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