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オーストラリア

【旅するように暮らす、おとなワーホリ】tabimuse読者のストーリー 〜オーストラリア Tomiiさん編〜

「一生に一度は、海外で暮らしてみたい。」
旅が大好きなtabimuse読者の皆さんなら、ふとこんなことを考えたことはありませんか?

このシリーズでは、世界で暮らすtabimuse読者さんのライフスタイルをご紹介。
海外に住むことになったきっかけや、毎日の過ごし方、海外移住を考えている方へ伝えたいことなど、気になるポイントを伺っていきます。

このストーリーをご覧いただくことで、旅のヒントになったり、海外移住やワーキングホリデー、留学など海外で暮らすことが人生の選択肢の一つになったり、一歩を踏みだすきっかけになったら嬉しいです。

今回は、オーストラリアでワーキングホリデーをしているTomiii(@15.hitomin)さんのライフスタイルをご紹介します。

01語学を習得し、自身のキャリアも追求。両立しながら楽しむオーストラリアでのワーキングホリデー

元々海外旅行が趣味だったことから、移住に興味を持ったというTomiiさん。英語を習得し、自分のキャリアに繋げたいという思いから、25歳の時にワーホリへ行くことを決断したといいます。

国選びの第一条件は、英語圏であること。そしてワーホリをしながら、国内旅行を楽しめる国であること。

カナダやイギリスとも迷ったそうですが、日本からの観光客や留学生も多いケアンズ、オペラハウスでも有名な大都市シドニーなどオーストラリアは有名な都市が多く、ワーホリ準備段階でもオーストラリアの全都市を旅行で巡りたい!と感じたほど、魅力を感じたことが決め手になったんだそう。

今年で30歳になるTomiiさんは日本の看護大学卒業後、総合病院で3年間勤務し、2019年3月末に退職。

その3週間後にオーストラリアへ移住しました。コロナの影響もあり異例の4年間のワーホリを経験し、現在はAIN(介護士)の仕事をしながら、介護士の資格を取得する学校に通い、学生ビザでオーストラリアのゴールドコーストにお住まいです。

家探しはFacebookが有名ですが、「Flatmate」というサイトで理想の家と素敵なオーナーに巡り合えたんだそう。

素敵な物件を見つけるポイントは、顔写真やプロフィールを登録し、しっかり自分らしさを出すこと。日本人オーナーの家を探すなら、友達の紹介や「日豪プレス」という日本人コミュニティーサイトの活用もおすすめだそう。

02気になるオーストラリアでの仕事探しとは?

オーストラリアでの仕事探しは、やはり日本とは少し違うようです。
カフェやレストランでのパートタイムの場合は、履歴書を直接配って、面接した後、トライアルとして1-2時間働くのが主流だそう。

日常会話レベルの英語ができれば、ローカルのカフェやレストランで働けるチャンスも多くありますが、英語に自信がない方は、まずはお皿洗いやキッチンなど裏方の仕事で職を見つけるのもおすすめ。

「初めは英語も話すことができなかったので、仕事中に使いそうな単語や例文を調べたり、お店で他の店員さんが話している言葉を真似したりしながら、使う英語を覚えました。」とTomiiさん。

家探しも職探しも、人との繋がりが大切だというTomiiさん。友人からの紹介でレストランマネージャーの仕事に就いたこともあるのだとか。

不安になりすぎず、まずは生活を楽しんで、沢山の方とのご縁を大事にするのも、自分の思い描く仕事に巡り合うコツの一つです。

03自分のライフスタイルに合わせて選ぶ、オーストラリアの様々な街。

語学学校や就職先、住みやすさなどを考慮して、最初はメルボルンに住んでいたTomiiさん。

カフェ文化が有名で、世界一住みやすい街にも選ばれたことがあり、留学生も多く、国際色も豊か!美食の街と言われるほど、各国の美味しい料理が手軽に楽しめる過ごしやすい街だったといいます。

その後コロナの影響があり、メルボルンを離れ、ファームで働きながら移動し、サーフィンでも有名なお洒落な田舎街、バイロンベイへ。

年中温暖な気候で、ビーチに近い東海岸沿いでの生活が気に入り、バイロンベイで3年弱を過ごしました。現在はゴールドコーストにお住まいです。

04Tomiiさんのゴールドコーストでの1日

田舎生活とは無縁だった都会育ちのTomiiさんですが、今では海沿いの生活が大好きになるほど、時間さえあれば自然に癒される生活を送っているといいます。

勤務時間は、朝7時〜15時、または14時〜22時のシフト制。料理が好きだというTomiiさんは、勤務後、家で自炊して夜ご飯を食べるのが日課です。

アジア系スーパーに行けば基本的に何でも手に入るので、食事面での不便はないといいます。また時間があるときは、近所で開催されるファーマーズマーケットへ訪れることも。

身近に新鮮な野菜や果物が手に入る生活があることに感謝しながら、旬の美味しい野菜を料理するのが休日の楽しみになっているのだそう。

午後からのシフトの時は、あえて早起きをしてコーヒー買ってビーチに散歩したり、カフェに行って勉強してから仕事に行くなど少し活動的に過ごす日も。

連勤明けの休日はどうしても家事に追われてしまいますが、時間があれば一人でもビーチに行ったり、友達とご飯を食べに出かけたり、近くのブリュワリーやパブへ飲みに行ったり、お家でご飯作ってみんなで小さなホームパーティーしたりと、休日も素敵な時間を過ごされているようです。

05生活の中で感じる、オーストラリアのサスティナビリティへの意識の高さ

どんな田舎に行っても公共施設の清掃が行き届いていて、ごみ箱も多く、ビーチや山などの自然がとにかく綺麗なオーストラリア。その中で感じたのが、サステナビリティやエコ意識の高さだといいます。

どの街へ行っても皆エコバック、マイカップの持参は当たり前。日常に使う洗剤や化粧品等も水に流しても大丈夫なナチュラルな製品がスーパーで簡単に手に入ります。

Tomiiさんも環境に配慮されたナチュラル製品やマイボトルを常に持ち歩くなど、できることを生活の中に取り入れるようになったそう。

また、衣類以外に食器なども揃うセカンドハンドショップ「Opshop」やFacebook上のMarketPlace、ローカルのフリーマーケットなど、身近に古着や中古品を手放したり、見つけられる環境があります。


ローカルの子達が古着をお洒落に着こなしていたり、中古の食器がレストランで素敵に使われていたりと、楽しみながら工夫しているオーストラリアの人々のサステナビリティの意識の高さに驚き、Tomiiさん自身も物を増やさず、お気に入りを見つけて大切にしようという意識が芽生えたと言います。

06tabimuse読者の皆さんに伝えたいこと

最後に、tabimuse読者の皆さんに伝えたいことを伺いました。

「メルボルンに着いた次の日、カフェラテを頼んだつもりが抹茶ラテが出てきてしまい、不安しかなかった当時。それでも仕事を見つけ、今でも連絡を取り合うほどかけがえのない友人たちに出会えました。

振り返れば、大変なことばかりでしたが、その一つひとつが成長のターニングポイントだったと今なら思えますし、辛いことがあっても成長するために必要な時期だから乗り越えよう!とポジティブに考えられるようになりました。

海外で生活すると、ネットや雑誌では知り得ない情報をローカルの友人や同僚に教えてもらえて、旅行では見られない景色に出会えたり、経験ができます。

決断には勇気がいりますが、ワーホリに興味があり、チャンスがあるのであれば、ぜひ思い切って楽しんで挑戦してもらえたらと思います。来てよかった!と思える瞬間が沢山ありますよ!」とTomiiさん。

07まとめ

Tomiiさんのオーストラリアでのライフスタイル、いかがでしたか?
ご自身のライフスタイルの変化に合わせながら、オーストラリア内でも住む場所やビザを変えてフレキシブルに生活されていることは、私たちにとっても新たな発見でした。

大変なことも沢山あると思いますが、自分らしくポジティブに日々を過ごされているTomiiさん。お忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました!

tabimuseでは、今後も様々な国で自分らしい生活を送る読者の皆さんをご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

MUSE

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