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五感を満たす旅。伊勢志摩にある大人の隠れ家「汀渚 ばさら邸」へ

久々にプライベートで国内旅行へ。
せっかくの旅行、やっぱり素敵な宿に泊まりたい!

普段、宿を選ぶ際の基準は「プライベート感はあるか(あまり人と顔を合わせないか)」「静かに過ごせるか」「ラウンジは楽しめそうか」「ご飯は期待できそうか」。
それと、夏も終盤、暑さも和らぎちょっと涼しくなるタイミングだし、お部屋に温泉があると尚良い…!

いくつか候補を出した中で、ここだ!と決めたのが、三重県・伊勢志摩にある 「汀渚 ばさら邸」。

静かな英虞湾の目の前に佇む、どこにいても綺麗な光が入り心地良い水の音が聞こえてくるこちらのお宿。
少し足を伸ばしても行く価値のある、そんな大人の隠れ家でした。

PM 3:00 ばさら邸

アクセスに悩みましたが、今回は去年オープンした日本最大級の商業リゾート施設「VISON」にも立ち寄りたかったので、
東京から名古屋まで新幹線⇨名古屋駅からバスでVISON⇨VISONからレンタカーで約50分。

英虞湾の高台に佇む「汀渚 ばさら邸」に到着。

静かで落ち着いた雰囲気のロビー、温もりを感じるインテリアと英虞湾から吹き抜ける風が心地良く、チェックインついでのウェルカムドリンクをついついゆっくり楽しんでしまいました。

和モダンな雰囲気がとても素敵で「この宿で正解だった!」と早くも確信、期待がグッと高まります。

PM 4:30 客室

広大な土地の中に、客室はたった18室のみ。全ての客室に露天風呂付き…という、まさにリサーチしていた"大人の隠れ家"!

今回は琉球畳のリビングに石タイルの露天風呂がシックな「空の棟」に宿泊。

梁を活かした高天井のお部屋に、抜けるような英虞湾の絶景を眺められる露天風呂…
静かで、なんだか気持ちがほっと落ち着くような。

お部屋でのんびり過ごしたい気持ちをグッと堪え、楽しみにしていたラウンジへ。

PM 5:00 漣ラウンジ

9月の心地いい風の中、本館から海辺エリアに向かう道「月の道」を降ってラウンジへ向かいます。
夕暮れ時の西陽の中、木々が揺れる音や水の音に癒され少し立ち止まりながらのお散歩。
この道が本当に気持ちが良く、ゆっくりゆっくり歩きながら堪能しました。

宿を決める際、一番ポイントとなったのがこの「漣ラウンジ」。
静かに広がる英虞湾の海辺にピッタリなインテリアは、船舶の家具を手掛けてきた川端装飾による海や港町をイメージしたデザイン。

”西陽を浴びながらこのラウンジで、ゆったりとビールが飲みたい”という願いも無事叶え、一安心。

静かな空間に響く海の音と、陽に当たったキラキラ光る水面、台風が去った直後のピンク色の空が本当に美しく、暗くなるまで暫くテラスのチェアでぼうっと過ごしました。自然の色の移り変わりが、素晴らしかった。

このテラスからの景色を思い出すと、なんだか気持ちが落ち着くような。
この時間を過ごせただけでも、この宿にしてよかった!と思うほど、いい時間でした。

PM 6:30 ダイニング「さかなへん」

一年を通して魚介類が豊富で、食材の宝庫と呼ばれる志摩エリア。
魚介だけでなく、潮風によるミネラルたっぷりの土から採れる志摩野菜も魅力の1つ。

そんな海と大地を存分に感じられる"志摩料理"を堪能すべくダイニング「さかなへん」でお夕飯をいただきました。

全室個室で他の方と顔を合わせることなく、ゆったりプライベートな時間を過ごすことができます。

先付に始まり、伊勢志摩の恵みを盛り合わせる前菜、椀物、造里、焼物、食事、香物、デザートと続く会席スタイルの創作膳。

一品一品のポーションは小さめですが品数は多く、何より質の良い食材を生かしたシンプルなお料理で素材の旨みを存分に楽しむことができました。

そして何より担当スタッフの方の気持ちの良いサービス! 楽しくお話しができたことも、満足度をさらに高めてくれたポイントです。

PM 9:00 ラウンジ「時の家 aoi」

夕食後はもう一つの宿泊者専用ラウンジ「時の家 aoi」へ。
全体に明かりを抑えた室内は中央にシンボリックな柱がそびえ、八角形に広がるリラクゼーションスペース。

地元に関する書籍や建築関係のフォトブックなどに囲まれたこの空間ではアルコールやコーヒー、おつまみの用意が。

お腹が満たされた後だったので、コーヒーを一杯。
お夕飯後、夜もしっとり楽しめるラウンジがあるのは私的にかなり嬉しいポイントです。
ラウンジの充実度で、お宿の満足度が変わるなぁと実感。

PM 11:00 特別貸切風呂

館内には特別貸切風呂が1つ+貸切露天風呂が3つ。

チェックイン時に予約ができたので、夜に特別貸切風呂と翌朝に貸切露天風呂「天の鏡」を予約。(※写真掲載ができないため、別写真で)

特別貸切風呂は有料ですがサウナとフリーのドリンク付き。
日本酒やワイン、生ビールのサーバーもあるのでアルコールを楽しみながら広いお風呂とサウナを楽しめます。

「天の鏡」は英虞湾を一望できる露天風呂。テラスにあるチェアに寝転びながら、志摩の青空を楽しみました。

AM 8:00 朝食

普段朝食は食べない派ですが、お宿の和食朝食は大好物!
和食・洋食から選べますが、もちろん和食をチョイス。
志摩野菜たっぷりのサラダに、お造り、あつあつの釜炊きご飯に、志摩の潮風にあて天日干しした干物の焼き魚…。
どれも一つ一つ本当に美味しく、最後までずっと美味しい!美しい!で溢れた宿でした。

AM 10:00 ばさら邸

良い意味で「あれ、1日ってこんなに長かったっけ」と思うほど、かなり充実したステイになりました。

まるで別荘のような居心地の良さと五感全てが満たされる空間。
ふと思い返した時に、その時の空気が蘇る。そんな空気感を纏った素敵な宿でした。

また行きたいな、と思えるような宿に出会えることは本当に幸運です。これから先、どれだけそんな風に思える宿に出会えるのだろう。そんな特別な宿になりました。

静かな中、どこにいても綺麗な光が入り心地良い水の音が聞こえてくる「汀渚 ばさら邸」。

少し足を伸ばしても行く価値のある、そんな大人の隠れ家。
次のお休みに、ぜひ。

MUSE

この記事を書いたライターのプロフィール画像
SAKIEトラベルインフルエンサー/フォトグラファー

様々な国を旅し、旅系媒体・旅行会社等とコンテンツや記事を作成、フォトグラファーとしても活動。また、イベントの空間ディレクション、コンサルタント、他にタブロイド紙でのコラ...

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