
マカオ
グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオで優美なステイケーションを楽しむ1泊2日。大人のマカオご褒美旅
Photo Credit to @tinker_richo
日本からは直行便で約4〜5時間。香港経由でフェリーや車でアクセスすることも可能で、週末トリップの目的地としても人気のマカオ。
この街の魅力は、ポルトガルと中国、東西の文化が美しく重なり合うそのユニークな表情にあります。
世界遺産が点在し、歴史とローカルの空気感が色濃く残るマカオ半島と、近未来的でラグジュアリーなリゾート施設が立ち並ぶコタイ地区。さまざまな顔を持つこの街で、1泊2日の大人のご褒美旅へ。
今回の主役は、洗練と遊び心が詰まった「グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオ」。マカオの今と昔、静と動を一度に楽しめる、贅沢な旅の記録です。
- Supported by
- SJM Resorts, S.A.
AM 10:00 Ruins of St. Paul’s(聖ポール天主堂跡)へ
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マカオに降り立ったら、まずはここへ。「聖ポール天主堂跡」は、17世紀にイエズス会によって建てられたカトリック教会の跡で、マカオを象徴する歴史的ランドマーク。
1835年の火災により建物の大部分は焼失したものの、ファサードだけが残り、今なお壮麗な存在感を放っています。石段を登りながら見上げるその姿は荘厳で、晴れた日には青空とのコントラストも抜群。世界遺産に登録され、観光客が絶えない人気スポットながら、どこか静かな祈りに満ちた空気が漂います。
石造りのレリーフには東洋と西洋の宗教モチーフが混在しており、まさに東西文化の交差点であるマカオらしさが表れています。朝一番の澄んだ空気の中で訪れるのがおすすめ。
AM 11:00 Senado Square(セナド広場)をお散歩
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聖ポール天主堂跡から歩いてすぐ、マカオ歴史地区の心臓部とも言える「セナド広場」に到着。波模様の石畳が美しいこの広場は、かつてポルトガルの統治拠点として機能していた場所で、今でもマカオの文化的・歴史的な中心地です。
広場を囲むコロニアル建築は色とりどりで、まるで南ヨーロッパの小都市に迷い込んだような気分に。通り沿いには老舗のカフェやベーカリーが並び、ポルトガル式のエッグタルトを片手にのんびり歩くのも旅の醍醐味です。
昼間は観光客でにぎわいますが、午前中は比較的人も少なく、建築美をじっくり堪能できます。歴史の厚みと暮らしの気配が同居する、歩いているだけで満ち足りた気持ちになる場所です。
PM 1:00 Kam Pek Market(金碧坊)でローカルな雰囲気を味わう
セナド広場から少し足を延ばすと、「Kam Pek Market」が見えてきます。2024年末に再開発された建物内には、屋台風のローカルフードから、おしゃれなカフェまで多種多様なお店がぎっしりと詰まっており、マカオの新しいグルメスポットとして注目を集めています。
その中でも特に訪れたいのが「Sam’s Station」。こだわりのミルクティーや、ローカルの素材を活かした軽食を楽しめる、居心地の良いカフェです。
ぜひ一緒に食べていただきたいスイーツが「GOAT BAKERS」のCheese Flower Cup。ポルトガル式のサクッとしたタルトは、やみつきになること間違いなしです。
観光地とは一線を画す、ローカルな空気感を楽しみませんか?
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Sam’s Station
PM 5:30 Wong Chi Kei(黄枝記粥麺店)でディナー
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夕食は、マカオの伝統を感じられる老舗「黄枝記粥麺店」へ。創業70年以上の歴史を誇るこのお店では、地元の人々に長く愛されてきた麺料理とお粥を楽しめます。
特におすすめなのは、つるっとした細麺にプリプリの海老ワンタンが絡む「エビワンタン麺」。あっさりとしたスープは素材の旨味がじんわりと染み出し、旅の疲れをほっと癒してくれます。
さらに、濃厚な「ピータンと豚肉粥」も人気の一品。シンプルながら奥深い味わいに、リピーターが多いのも納得です。ローカルに根ざした味を楽しみながら、静かに過ぎていくマカオの夜を感じられるひとときでした。
- INFORMATION
黄枝記粥麺店 Wong Chi Kei
PM 7:00 グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオで過ごす夜
ディナーのあとは、コタイ地区にある5つ星の統合型リゾート「グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオ」へ。ここは、ラグジュアリーを極めた大人の遊び場。高級ブランドが並ぶショッピングモールや、アートに彩られた館内、洗練されたファインダイニング、そして極上のスパなど、全てが揃う夢のような空間です。
リゾート内には、5つ星ホテル「グランド・リスボア・パレス・マカオ」、アジア初となる「パラッツォ・ヴェルサーチ・マカオ」、そして世界初の「ザ・カール・ラガーフェルド・マカオ」の3つのユニークな宿泊施設が。
2つのファッションブランドホテルが、1つの統合型リゾート内に共存する、世界でもここだけのスペシャルな空間です。
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今回滞在したのは、「グランド・リスボア・パレス・マカオ」のデラックスルーム、ガーデンビューの客室。現代的なシノワズリスタイルで設計された室内には、地元アーティストの作品が飾られており、芸術と癒しの時間が同居します。
窓からはヨーロピアンガーデンが一望でき、まるで絵画の中にいるような錯覚に。フォーブス・トラベルガイドで5つ星を獲得するのも納得の、贅沢なステイケーションで非日常を堪能しました。
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Grand Lisboa Palace Resort Macau
AM 10:00 タイパ・ハウス・ミュージアム(タイパ住宅博物館)で自然と文化を感じる
翌朝は、ホテルからタクシーで10分ほどの場所にあるタイパ地区へ。緑に囲まれた遊歩道を歩いていくと、海邉馬路沿いに並ぶ5軒のグリーンの建物が見えてきます。
ここは「タイパ・ハウス・ミュージアム」。1921年に建てられた、ポルトガル人の住宅を改装した博物館です。可愛らしいパステルカラーの外観とクラシカルなインテリアは、まるで時が止まったかのよう。展示室には当時の家具や写真が残されており、マカオが西洋と東洋の文化をどのように融合してきたのかを感じられる貴重な場所です。朝の時間の緑の木々と穏やかな湖畔の風景が心を癒してくれます。
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タイパ住宅博物館 Taipa Houses Museum
AM 9:30 The Health Club(ヘルスクラブ)のプールで過ごす癒やしのひととき。
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ウェルネス施設が充実したグランド リスボア パレス マカオ。
ラグジュアリーなスパでのトリートメントやマッサージ、温度管理されたプール、さらには最先端の専用フィットネスプログラムやウェルネスプログラムなど、多彩なメニューで心身を癒やすひとときを過ごすことができます。
2日目の朝は、ゆったりとプールから始めてみてはいかがでしょうか。
3階にある屋内プールは、マカオ様式とバロック様式が融合した優雅なデザインが特徴。東洋と西洋の美が調和する、洗練された空間が広がります。
同じフロアには、落ち着いた雰囲気の屋外プールも完備。ジャルディン セクレートの美しい景色を望みながら、究極のリラックス体験を堪能できます。
PM 12:00 Jardim Secreto(ジャルディン・セクレート)でゆったり時間
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ホテルに戻ったあとは、リゾート内に広がる秘密の庭園「Jardim Secreto」でゆったりとした時間を過ごします。
ヨーロッパのクラシカルガーデンを彷彿とさせるこの庭園には、迷路のような生け垣や石造りのパビリオン、列柱が立ち並び、どこを切り取ってもフォトジェニック。朝の柔らかな光の中で散策すると、まるでヨーロッパの宮殿にいるかのような気分に。人工的なリゾートでありながら、ここには静かな自然のぬくもりがあり、心がふわりと解けていきます。都会の人混みから離れた、まさに“秘密の場所”です。
PM 1:00 The Grand Buffet(ザ・グランド・ビュッフェ)でランチ
ランチは、ホテル内で評判の高い「The Grand Buffet」へ。世界各国の料理が勢揃いするこのビュッフェでは、中国、東南アジア、西洋など、国境を越えたグルメの旅を楽しめます。
大きな窓の向こうには美しい庭園が広がり、自然光に包まれながらの食事は特別感たっぷり。見た目にも美しい料理の数々に、つい時間を忘れてしまうほど。ここでのランチは、まさに旅のハイライトです。
さらには、ディナー限定で、注文ごとに調理してくれるシーフードの食べ放題も! ロブスターや蟹、帆立など、新鮮な海の幸を目の前で焼き上げてくれるライブキッチンは圧巻です。
PM 3:00 ショッピングモールで最後のショッピングタイム
旅の最後は、お楽しみのショッピングタイムで締めくくり。
まずはホテル内1階にある「cdf マカオ グランド リスボア パレス ショップ」へ。170以上のラグジュアリーブランドが揃い、優雅な音楽が流れる広々とした空間で過ごすひとときは、買い物を超えた特別な体験。パーソナルショッピングも可能で、特別な一点に出会える確率も高めです。
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cdf マカオ グランド リスボア パレス ショップ
その後は、2階へ移動し、モダンで開放的な百貨店「NY8 ニュー ヤオハン」へ。雑貨や日用品、グルメまで揃っているため、自分用のお土産選びにもぴったり。おもちゃがずらりと並ぶキッズ向けエリアもあり、ファミリーでも楽しめるショッピングモールです。最後まで余韻に浸れる、満足度の高い締めくくりになりました。
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NY8 ニュー ヤオハン
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マカオという街は、ただ豪華なだけじゃない。
歴史の厚みと最先端のラグジュアリーが、驚くほど自然に同居する場所。そして今回の旅を彩った「グランド・リスボア・パレス・リゾート・マカオ」は、そんなマカオの今を象徴する場所でした。
時間の流れが少しだけゆるやかになったこの1泊2日の滞在は、「また必ず帰ってきたい」と思わせてくれる、日々頑張る自分へのご褒美旅になりました。
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- tabimuse編集部tabimuse編集部
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