【韓国フォトウェディング】『カウルスタジオ』で叶える、ドラマティックな一日
韓国でフォトウェディングを体験してきました。
撮影自体はもちろん、壮大なスタジオセット、確かなヘアメイク技術、ラグジュアリーな衣装、スムーズな撮影進行、そして写真編集スキル。どれをとっても満足度の高い、思い出に残る一日でした。
現地で体験したリアルな撮影の一日をご紹介します。
AM 8:00 ヘアメイク
数あるスタジオの中から選んだのは「カウル」。日本代理店の「アジェリーナ」を通して申し込むと、日本語の通訳サービスが含まれています。ホテルまで通訳さんが迎えに来てくれるので、タクシーで一緒に撮影スタジオへ向かいます。
到着早々、ヘアメイクのフロアに通されました。カウルはとても人気のスタジオなので、この日は30組のカップルが撮影予定とのこと。すでに数組がヘアメイク中でした。
希望のスタイリングがある場合は、ぜひ参考画像を持っていくことをおすすめします。私は「韓国のトレンドを入れてほしい」とだけ伝え、詳細はおまかせにしました。夫も全てスタイリストさんのおまかせにしたところ、たしかに韓国の俳優がよくやっている流行りのヘアスタイルに仕上がっていました。
日本のブライダル・ヘアメイクとは、一味も二味も違う仕上がり。改めて、韓国のヘアメイク技術の素晴らしさを身をもって感じました。
■Tips
気に入った韓国コスメがあればメモを忘れずに。旅行中に現地で買えるのも楽しみのひとつです。
AM 9:30 フィッティング
ドレスのフィッティングフロアに移動します。
多くのフォトスタジオでは写真用の簡易衣装を揃えていることが多い中、カウルでは上質でラグジュアリーなドレスを着用できます(中には100万円を超えるものまで)。
衣装をゆっくり選ぶ時間はありません。その代わり、一日中つきっきりでお世話をしてくださるスタッフが、それぞれの体型や雰囲気にぴったりの衣装をピックアップしてくれます。カップルごとに用意された控え室で試着をしながら衣装を選びます。
■Tips
おすすめされる衣装が気に入らなければ、後悔のないよう遠慮せずに伝えてOK!
AM 11:00 撮影スタート
いよいよ撮影開始。ビル内の数階にわたって組まれている様々なセットを縦横無尽に移動しながら、撮影を進めていきます。
多くのカップルが撮影しているはずですが、スタッフのインカムを使った連携が素晴らしく、カップル同士が鉢合わせになることはほぼありません(移動中にすれ違う程度)。慣れない撮影ですが、プライベートな空間でとてもリラックスした雰囲気の中過ごせました。
完成した写真がこちら。カメラマンが細かくポーズの指示を出してくれるので、従うだけでそれなりの写真が仕上がります。原型を触りすぎない程度に、色彩とスタイルがほどよく修正されています
■Tips
こちらでご紹介する写真はごく一部。私の場合は1,400枚以上撮影し、約800枚の原本データが納品されました。そこからピックアップした20枚に修正が加わりアルバムになります。
※プランによって異なりますので代理店へ直接ご確認ください。
屋上に移動。韓国式の家、ガーデン、大きな木などのセットが用意されています。
■Tips
時間の都合上、全てのセットで撮影できるわけではありませんので、必ず撮りたいシーンは事前にカメラマンにリクエストすることをおすすめします。
PM 12:30 衣装&ヘアチェンジ①
衣装とヘアスタイルをチェンジ。私服撮影用にスーツを持っていきました。この時ベールをつける予定だったのですが、完全に失念。唯一後悔していることです(涙)
他にも、ナチュラルなニット姿の写真も撮ってもらいました。
PM 1:20 衣装&ヘアチェンジ②
ヘアメイクと衣装をチェンジして、再び屋上へ。韓国の街並みをバックに撮影します。夫婦での撮影だけでなく、ソロショットもたくさん撮ってもらいました。
こちらは今回の撮影で一番ゴージャスなセット。ここまでしっかりと作り込まれた世界観は、日本のウェディング写真ではなかなか見ない気がします。
まるでお城で撮ったようなシチュエーションですが、同じビル内で叶うのが嬉しいです。
ふんわり広がるドレスならではの写真。自発的にできないポーズも、カメラマンが指示を出してくれるので安心です。
シンプルな背景でベールをつけて、王道のウェディングショットを。
私の申し込んだプランには、50×60cmの大きな写真が1枚含まれていました。額縁に入れられた状態で送られてくるので、インテリアに馴染みそうなこちらのモノトーン写真を選びました。韓国ドラマの中でも、家の壁にウェディング写真が飾られている様子をよく見かけますね。
PM 5:00 韓国料理店「オンスバン」
ナイトシーンの撮影までの間、一度休憩を挟みます。
スタジオから徒歩5分ほどの距離にある「オンスバン」は、例えるならばクッパやフォーのようなメニューを提供しているお店。ソルロンタンやテールスープが好きな方にはぴったりだと思います。
ライスと麺のどちらも、ほっこりやさしい味わい。韓国旅行中、刺激物が続くと胃が疲れてしまうので、たまにはこのような辛くないメニューも挟みたくなります。
残り時間はスタジオのすぐ側にあるカフェで過ごしました。
PM 7:00 ナイトシーン撮影
再びドレスに着替えてメイクを直し、屋上でナイトシーンの撮影です。
カウルの特徴は、なんといってもこの景色。韓国で一番の高さを誇るロッテワールドタワーを真正面に臨めるのも、このスタジオならでは。視界を遮る柵がないので夜景がより一層美しく写ります。
ラストシーン、そしてハイライトです。この場所で撮りたくてカウルを選んだほどです。
韓国のフォトウェディングは、完璧に作り込まれた世界観によってドラマティックな写真に仕上がります。また、写真そのものだけでなく、撮影自体が非日常の体験で良い思い出になるので、ぜひ興味がある方はぜひトライしてみてくださいね。
■Tips
カウルのような人気スタジオは、早々に予約枠が埋まってしまいます(とくに週末の撮影が人気とのこと)。また、修正データが届くまで時間がかかるので、写真を結婚式などで使用する場合は挙式から数ヶ月以上前の撮影で予定されることをおすすめします。
MUSE
- YUKIKAライター
旅やホテルにまつわる文章を執筆しているライター。ホテルには月5〜10日ほど行きます。生粋の旅好きで、過去には外資系ラグジュアリーホテルのPRや、大手旅行会社での勤務経験...
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