会社員トラベラーが実践する、月イチ海外旅行Tips / by Sofie
平日は会社員として働きながら、週末や有休を使って世界を旅する会社員トラベラーのSofieです。
会社員トラベラーならではの旅のHOW TOがテーマの連載“Travel Tricks & Ideas"の第二弾は、「月イチ海外Tips」。
カレンダー通りの勤務形態だと、価格が上がる週末や祝日の旅行スケジュールになりがち。連休直後・平日の安いフライトを取ることや、マイルでの予約も土日祝だとなかなか難しいのが現状です。
今回のコラムでは、できる範囲で工夫することで月イチ海外を実現している私のTipsを4点ご紹介します。
どれもとても基本的なことですが、基本を丁寧に押さえていくことで、無理せず旅するライフスタイルを送ることができていると思っています。
CONTENTS
01最大のコスト、“フライト”を工夫する
海外旅行において一番のコストとなってくるのが航空券代。
燃油サーチャージの高騰やインフレにより、パンデミック以降の航空運賃は高止まりの傾向になっており、海外旅行を諦めてしまう理由のひとつになっています。
航空券代はできるだけ抑えたい。ただ仕事の関係で有休を続けて取ることが難しい。
そんな私が毎回実践しているポイントがこちらです。
1.少しずらしたフライトを予約する
土曜日〜月曜日の3連休であれば、土曜日の午前中が一番人気の時間帯になります。
半休やフレックスなど、会社の仕組みをうまく使い金曜日の夕方〜夜のフライトで予約をします。
ほんの少しずらすだけで路線によってはかなり価格が下がり、またお仕事にも穴を開けず出発することができます。
会社からそのまま空港へ向かったり、早朝便で帰国した足でそのまま出社することもしばしばです。
2.経由便含め所用時間と金額を比較する
日付や時間ごとに、直行便・経由便…とあらゆるパターンを調べて比較をします。
経由便を使うともちろん現地での滞在時間は減ってしまいますが、現地滞在時間と金額を軸にバランスを見て、納得いくものを選ぶようにしています。
価格比較サイトは「スカイスキャナー」を使っています。
※ちなみに短いトランジットは要注意、乗り継ぎに失敗すると結局費用がかかり、さらに仕事に影響も出るのでかなり保守的に見積もる方がベターです。
3.限定のセールをチェックする
会社員のいいところは「未来のお休みがわかる」こと。
セールのまとめサイトをチェックして、お得に予約できるタイミングでかなり先のフライトを取ることもあります。私は「TRAICY(トライシー)」というサイトを常にチェック。
年末年始やGWなどの大型連休も、1年近く前から計画することで安く確保することができます。
02泊まりたいを諦めない、メリハリ“ホテル選び”
2つ目のポイントは宿泊費。
国によっては治安を考慮する必要もあり、また泊まりたい憧れホテルのあるデスティネーションもあったりと妥協することが難しい部分でもあります。
1.ポイントを活用する
クレジットカードを作って普段の生活費決済でホテルグループごとのポイントを貯めたり、楽天ポイントをマリオットポイントに交換し、ホテル代へ充てる…など、普段貯めているポイントをホテルに使うことも可能です。
またクレジットカードを作らずとも、宿泊実績により宿泊予約サイトのポイントを貯める方法もあります。
2.ホテルホッピングの場合は全パターンを比較する
複数のホテルをホッピングする場合はどの日付の組み合わせで泊まると最安になるか、全てのパターンを比較します。
ポイント泊を含める場合は宿泊費が高くなる週末土曜日はポイントで予約→やや下がる日曜日は通常予約など、組み合わせ次第では数万円単位で節約することもできます。
3.宿泊するホテルにメリハリをつける
ホテルで過ごす時間が長い旅行の中盤は少し背伸びしたご褒美ホテル、夜にチェックインして寝るだけの到着日や早朝に出発する帰国日などは、エアビーや格安のビジネスホテルを活用してメリハリをつけています。
03現地でかかる“滞在費”を無理なく抑える
円安の影響もあり、デスティネーションによっては気付けばかさんでしまうのが現地での滞在費。
節約…と我慢するよりめいっぱい楽しむのが最優先!その中で無駄な出費を避けるためにいくつか工夫を盛り込んでいます。
1.大まかに旅程を決めて無駄な出費を避ける
行き当たりばったりの旅も楽しいけれど、予め計画を立てておけば無駄な交通費や非効率な移動ルートなどを回避することができます。
本当に使いたいところにお金を使うために、また行き忘れたスポットや時間切れを避けるためにも、事前に大まかに旅程を決めて旅に出ています。
旅の同行者と旅程を決める時間も、楽しい旅行の一部です。
2.現地のお得情報を拾う
現地の観光局が出しているお得なチケットや、美術館などの施設を無料で開放している曜日があったり。事前にそれぞれのスポットをしっかりリサーチすることでお得な情報を拾うことができます。
空港から市内への電車はキオスクではなく、事前にネットで往復チケット買った方が安い…など同じ電車でも持っている情報ひとつで出費に差が出ます。
お得情報はSNSやtabimuseのコレクション、政府観光局のHPやガイドブックなど、あらゆるメディアを使って情報を取っています。
04小さな工夫の積み重ねで、月イチ海外を実現する
大まかな出費を抑えることがメインですが、その他に私が月に1回海外に行くために実践していることをご紹介します。
1.キャンペーンに応募してみる
海外旅行へ行ける確率を少しでも上げるため、プレゼントキャンペーンやSNSフォトコンテストなどに応募することもあります。
もちろん運次第ですが、行動しなきゃはじまらない。キャンペーンを通して思わぬ素敵なデスティネーションやホテルに出会えることも。
「懸賞生活」というサイトの「旅行」カテゴリを時々チェックしています。
※キャンペーンを装った詐欺も横行しているので、応募の際はしっかりご注意くださいね。
2.会社で旅に行くキャラクターを確立、不在にできる仕組みを作る
よくいただく「有休が取れない」といったご相談。自分が勤める会社も含め、権利とはいえまだまだ有休が取りにくいといった風潮があるなと感じています。
ただ取りにくいからといって取らないままでは何も変わらない。
社内で毎月旅に行くキャラクターを確立しつつ、不在時のサポート体制や休み前の業務処理など、旅行に行くためにできることに全力で取り組んでいます。
大それた夢ですが、日本の会社員が気兼ねなく有休を全消化してもっと旅が身近になる未来が来てほしい、と願って仕事と旅を両立させています。
3.年間の予算を立てる
スケジュールと同じく、毎月ほぼ定額で収入の予測が立てやすいのも会社員の強みのひとつ。
年間の「旅行予算」を立てておき、あらかじめ旅行に使う金額を決めておくことも月イチで海外へ行けるTipsのひとつだと思っています。
半年に1回遠方や長めの旅行に予算を割くか、またはリーズナブルなデスティネーションへ頻度高く旅をするか。
使える金額や休暇に合わせて年間の予定を組み立てています。
05まとめ
よくいただく質問、「会社員として働きながら月に1回旅をする方法」について、実践していることを大きく4点にまとめました。
目から鱗の情報や難しいスキルなどもなく、基本的なことばかりだったかと思いますが、この基本を丁寧に実践することで、無理なく仕事と旅を両立するライフスタイルを送ることができていると思っています。
これからも会社員トラベラーならではの旅のHOW TOをテーマに、さまざまな記事を書いていきますのでチェックいただけると嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました!
MUSE
- Sofie会社員
コーヒー片手に世界を旅する商社OL。有給を使ってヨーロッパのシティを中心に旅しています。最近は美術や建築、インテリアを軸にした旅がお気に入り。
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