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【旅するように暮らす、おとなワーホリ】tabimuse読者のストーリー〜パリNozomiさん編〜

「一生に一度は、海外で暮らしてみたい。」
旅が大好きなtabimuse読者の皆さんなら、ふとこんなことを考えたことはありませんか?

このシリーズでは、世界で暮らすtabimuse読者さんのライフスタイルをご紹介。
海外に住むことになったきっかけや、毎日の過ごし方、海外移住を考えている方へ伝えたいことなど、気になるポイントを伺っていきます。

このストーリーをご覧いただくことで、旅のヒントになったり、海外移住やワーキングホリデー、留学など海外で暮らすことが人生の選択肢の一つになったり、一歩を踏みだすきっかけになったら嬉しいです。

今回は、パリでワーキングホリデーをしているNozomi(@nozomiinparis)さんのライフスタイルをご紹介します。

01自分らしい生活をするために選んだ、ワーキングホリデービザ

2024年1月に本格的に計画を始め、同年5月にはワーキングホリデービザでパリに渡ったNozomiさんは、今年29歳。
国によっても異なりますが、ワーキングホリデービザは30歳までに申請する必要がある場合がほとんどなので、20代後半に動き始める方が多いのだそう。

渡航して1ヶ月目の今は、現地では就労せず、フリーランスのWEBマーケターとして日本や海外の会社とリモートで仕事をしています。
時差は7時間(日本が夕方の時にパリが午前中)。
クライアントの方々の協力もあり、会議の時間などを調整して、仕事を進めることができているようです。

気になるお家探しは、渡航前からスタート。
Mix Bという海外の不動産や求人情報が集まるコミュニティサイト(パリ以外にもニューヨークやロンドンなど各都市ごとにサイトがあり、日本語なので、語学に不安がある方も安心して使うことができます)や、Facebookコミュニティに募集条件を投稿し、連絡してくれた日本人の大家さんと契約したとのこと。
実際に内見する前にオンラインでお写真を見て決めたとのことですが、あまりギャップもなく、素敵なお部屋に出会えたそうです。

02フランス語が話せなくても、パリで生活できる?

パリは英語が通じる場所が多いので、英語での日常会話ができれば基本的には問題なく生活できるとのこと。
ただ、やはり言葉が通じると現地の人との距離もグッと縮まって、より充実した経験ができるはず!と、フランス語も現在勉強中だそうです。

ワーキングホリデービザで渡航する場合は、渡航後数ヶ月間語学スクールに通う方も多いそう。
週4-5回ほど授業がある学校が多いので仕事との両立が難しく、Nozomiさんはオンラインのクラスを受講したり、言語交換ができるコミュニティに参加するなどして、自分のペースで勉強をしているといいます。

03キャリアに繋がるインスピレーションを受けられる街、パリ

過去に韓国やフィリピンにも数ヶ月住んだことがあるというNozomiさんが、次なる自分の拠点として選んだのが、大好きな街の一つで、旅行で3回訪れたことのある憧れのパリ。
そのきっかけは自身のキャリア形成にあるといいます。

フリーランスのWEBマーケターとしてお仕事をしているNozomiさんは、化粧品業界でのキャリアを活かし主にファッションや美容の業界を担当しています。

これらの業界の本場であるパリでインスピレーションを受けたい、と思ったことも渡航のきっかけになったんだそう。

今の目標は、現地の企業と仕事ができるようになること。
日々生活している中で見かける街を行き交う人々や街並み、ウィンドウディスプレイなど、目にする全てのカルチャーが自身の仕事のインスピレーションに繋がっているそう。

特に刺激を受けているのは、エシカル意識の高さ。
食品もオーガニックであることが重要視され、どんなプロダクトにも認証マークがついていたり、誰が作ったものが明記されていることが当たり前なのだとか。
コスメも環境に配慮した素材や、ヴィーガン対応のものが多く販売されているなど、
日本と韓国の美容業界でも働いていたNozomiさんは、アジア諸国と比較して、フランスのサスティナビリティへの意識の高さに驚いたといいます。

04Nozomiさんのパリでの1日

朝型のNozomiさんは、6時頃に起床し、
仕事のメールやチャットを確認しながら、朝食を取るのが日課。
その後は瞑想やヨガをして、心身を整えてから、午前の業務をスタート。

ランチは自炊してお家で食べることが多いのだそう。
ランチ後は午後の業務に取り掛かり、
早めにタスクを終えた日は夕方15時頃に外にお散歩へ。
ウィンドウショッピングをしたり、スーパーへお買い物へ行ったりして過ごしています。

パリの中心部に住んでいるというNozomiさん!
近所をお散歩しているだけで、旅行気分を楽しめるのだそう。

休日は現地に住んでいる友人とランチをしたり、カフェ巡りを楽しんでいます。
また、週1回は必ず足を運ぶようにしている近くの美術館を訪れるのも、癒しの時間です。

05不便な中で気付いた大切なこと

円安や物価高の影響も気になるところ。
旅行だと短期間なので、一時的な出費として割り切って考えることもできますが、
海外で「生活する」となると、やはりコストがかなりかかってきます。

だからこそ、生活が原始化してきていて心地よいというNozomiさん。
「何かを購入するとき、本当にこれって必要かな?としっかり選んで購入するようになりました。
日本にいた時より自炊もするようになったし、通販も日本のようにスムーズに機能していないので、ネットショッピングの無駄遣いもなくなりました!」とのこと。

大変なこともたくさんある一方で、こんな状況だからこそ、仕事をしっかり頑張って、もっと稼がないと!と思えることは、自身のモチベーションアップにも繋がっているといいます。

Netflixのドラマ「Emily in Paris」が大好きだそうで、主人公Emilyの姿に励まされているんだそう。
辛いことがあっても、私もEmilyと一緒!これも私の物語の一つ!と考えると、楽しく乗り越えられるのだとか。

「単身で海外で暮らしていると、大変なことや苦しいこともよく起こります。
ただ、自分が憧れていた世界の中に実際に住んでいるんだということを思い出すと、辛かったことを一瞬で上書きできる気がします。
お散歩しながら眺めた夜のセーヌ川が綺麗だったり、ふらっと入った雑貨屋さんが可愛かったり、勇気を持ってフランス語で話しかけたら笑顔を返してくれたり。
そんなパリならではのときめく瞬間も毎日のモチベーションです。」

06渡航を決める前にやるべき、大切なこと

自分の軸を常に持ちながら、ブラッシュアップしていくことを大切にしているというNozomiさん。

海外に住むことは、決して楽しいことばかりじゃない。だからこそ「なんとなく来たかった」というふわっとした思いだけでは、色んな苦労を乗り越えられなかったと言います。

渡航を考えている皆さんに伝えたい、出発前にやっておいてよかったことは?と伺うと、
「渡航して、海外での生活を経験した後、どんな自分になりたいか」「何を達成したいのか」などを渡航前からしっかりと考えておくこと」と教えてくださいました。

Nozomiさんも渡航前には自分がしたいことや、なりたいと思い描く姿を具体的にノートに書き出して整理をしていたそうです。

「辛いことがあっても、そのノートを見返すと、自分で決めた目標に向かってアクションを起こせているんだ!と思って乗り越えられます。」と話してくれました。

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Nozomiさんのパリでのライフスタイル、いかがでしたか?

一人で海外での生活を始めることは勇気が必要ですが、自分が叶えたい夢に向かって、将来をしっかり見据えながら、日々頑張るNozomiさんの姿に、私たちも勇気づけられました。

お話を伺ったのは、実は渡航して2週目に差し掛かったタイミングだったのですが、
快くインタビューを受けてくださったNozomiさん。
お忙しい中お時間を作っていただきありがとうございました!

tabimuseでは、今後も様々な国で自分らしい生活を送る読者の皆さんをご紹介していきます。どうぞお楽しみに!

MUSE

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