【後編】ケニアの大自然に包まれる人生最高の冒険:感動のサファリとラグジュアリーホテル
ケニアでの冒険もいよいよクライマックス。
気球に乗って空から眺める壮大な朝日や、草原で楽しむピクニック・・・心に残る瞬間が次々と訪れます。
自然と調和したラグジュアリーホテルで過ごす時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な体験。
ケニアの大地がもたらしてくれる一生ものの体験に、きっと心を動かされるはずです。
AM 6:00 Karen Blixen Camp Masai Mara
ケニア旅の朝は早く、今日も5時に起床。
6時にはスタッフがお部屋まで迎えに来てくれ、レストランで朝食をいただきます。
朝食のメニューは、パンケーキやクロワッサン、ドーナツ、新鮮な季節のフルーツ、コーヒーとシンプル。
壁がないオープンな空間で、外の空気を感じながら食べると、何倍も美味しく感じられます。
また、「Karen Blixen Camp Masai Mara」では有料の洗濯サービスがあります。Tシャツ1枚が3ドルといった具合に、洋服の種類ごとに料金が設定されています。
朝、バスルームのかごに洋服を入れておくだけで、この日の夕方には洗濯・乾燥が済んで、きれいにたたまれた状態でお部屋のベットの上に置かれていました。旅先で洗濯の心配がいらないのは、とてもありがたいサービスです。
AM 7:30 マサイマラ国立保護区
今日は朝から夕方まで、1日中、マサイマラのサファリで過ごす日です。
まず出会ったのは、朝日を浴びて輝くキリンの群れ。
野生のキリンは複数の母親同士が集まって、皆で子供たちを協力して見守るという習性があるそうです。
キリンの保育園、とも呼ばれています。
数匹のキリンの子供たちが、楽しそうに草原を走っている姿はとてもかわいらしいものでした。
さらに、ゾウの群れにも出会いました。
力強く大地を歩む大人のゾウたちに守られながら、後を付いていく無邪気な子ゾウの姿を見ていると、動物たちの愛情を感じ、胸が温かくなりました。
その後も、カバやインパラ、ライオンなど、たくさんの動物たちに出会え、シャッターを押す手が止まりませんでした。
ランチタイムは、楽しみにしていた青空ピクニック!
広い草原にぽつんと立つ木の横で、お昼休憩です。
ホテルが用意してくれたケニア風お弁当の中身は、サンドイッチ、マフィン、パン、ゆで卵、りんご、バナナ、ジュース、ポテトチップス、お水、と一人では食べきれないほど盛りだくさんでした。
午後は唯一まだ出会えていないヒョウを探すべく、「ヒョウチャレンジ!」と銘打ち、さまざまなポイントへ車を走らせるのですが、なかなか出会えません。
目を凝らして草むらや木の上の方を探すのですが、ヒョウは身を隠す名人といわれるだけあって、今回は見つけることができませんでした。
その一方で、気持ちよさそうにお昼寝をする赤ちゃんライオンたちや、お母さんに甘える雄ライオンに出会うことができました。
その仕草はまるで人間のようで、本当に愛らしい姿でした。
ヒョウには出会えなかったものの、ライオンたちの家族らしい姿に心が温かくなり、この旅でまた一つ、忘れられない思い出が増えました。
AM 6:00 マサイマラ国立保護区
旅もいよいよ終盤。
5日目は楽しみにしていた、気球です。早朝5時に出発し、離陸ポイントへ向かいます。
クッキーや温かいコーヒー、紅茶が用意されており、まだ眠気の残る身体を目覚めさせてくれました。(しかも、クッキーがおいしい)
ここにはトイレもあるので、安心です。
私たちのほかにもインド人とケニア人のゲストがおり、パイロットを含めて合計15人。
気球に乗る際の注意事項などを聞いて、いよいよ乗車です!
ケニアの気球は世界一高いと聞いていたので、「きっと怖いはず」と心配していました。
しかし、いざ乗ってみると、驚くほど静かで穏やか。
気づかないうちに気球はふわりと浮かび、空へと上昇していきました。
人や木々や地面が少しずつ遠ざかっていく。
目の前には地平線から顔を出し始めた朝日が見えます。その美しさはただ息をのむばかり。
この景色は本当に忘れられません。
どこまでも続く草原を見下ろしながら、「地球はなんて美しい星なんだろう」と心の底から感じました。
気球の上で体験した時間は、これまでの人生で間違いなく一番感動的なものでした。
ケニアに行くなら、気球体験は絶対に外せません。
景色も、感動も、一生忘れることができない特別な思い出になるはずです。
AM 8:30 マサイマラ国立保護区
1時間ほど気球の空中散歩を楽しんだら、いよいよ着陸です。
「もっと乗っていたい・・・!」と思うほど、心地よいひとときでした。
着陸地点には、草原の真ん中で楽しむ特別な朝食が用意されています。
たくさんのスタッフの方が歌とダンスで歓迎してくれ、まずはシャンパンのウェルカムドリンクで乾杯
シェフがその場で作ってくれる温かい料理や、新鮮なフルーツ、コーヒーと好きなものを自由に選んで食べる、贅沢なブレックファースト。
天気も良く、広い草原でのんびり食べる朝食は格別で、「これが世界一の朝食かも」と思える瞬間でした。遠くにはゾウも見え、自然の美しさに心が癒されます。
さらに、気球のパイロットから一人ひとりに記念の乗車証を手渡していただき、自分のお土産に気球のキーホルダー(10ドル)も購入。
今回のtabimuseケニアツアーの魅力のひとつは、「旅好き」「写真好き」という共通の趣味を持つ女性たちが集まる旅だったことです。
事前にZoomで顔合わせはあったものの、全員が一人での参加なので初対面。
それでも、同じ趣味を持つ者同士、打ち解けるまでそう時間はかからず、写真や動画を撮り合う楽しい時間を共有できました。
このケニアツアーをきっかけに新しい友人ができ、たくさんの感動を分かち合えたことは、何にも代えがたい大切な思い出となりました。
お腹がいっぱいになったら、再びサファリへ出発です。
マサイマラでは、緑豊かな草原や赤土の大地、枯れ草の広がる草原など、場所ごとに異なる表情を見せる風景が広がっています。
同じように見える景色も、少しずつ違いがあり、何時間見ていても飽きることがありません。
旅の5日目ともなると、私たちの動物を見つける力も磨かれ、かなり遠くの木もはっきり見えるようになりました。まるで視力まで良くなったような気がしました。(笑)
PM 12:00 Sanctuary Olonana
午前中のゲームドライブを楽しんだら、最終日のホテル「Sanctuary Olonana」に到着です。
こちらは14室のみの客室が全室スイートルームという、五つ星ホテル。
そして、嬉しいオールインクルーシブなので、飲み物や洗濯サービスが無料で利用できます。
オリジナリティのあるインテリアは、ケニアの自然と調和しており、旅の疲れを癒すのにぴったり。
お部屋はガラス張りで、自然光がたっぷり入り、ケニアだからこそのラグジュアリー感を感じることができます。
- INFORMATION
Sanctuary Olonana
チェックインを済ませた後は、マラ川沿いのテラスでランチタイムを楽しみました。
「Sanctuary Olonana」では、ホテルの敷地内にオーガニックガーデンがあり、野菜やハーブを自家栽培しています。
ガーデンで収穫されたばかりの新鮮な食材で作られた料理は、彩りも鮮やかで、見ているだけでも惚れ惚れします。
デザートのマンゴージェラートは、繊維の食感まで感じられ、完熟マンゴーそのものを食べているかのような濃厚な味わいで感動しました。
ケニアならではの大自然の恵みが、心も体も満たしてくれるひとときです。
PM 15:00 ホテルでスパ
ランチの後は、旅の疲れを癒すためにマッサージをお願いしました「Sanctuary Olonana」のスパメニューはボディ、フェイシャル、フット、ハンドなど多彩で、種類もオイルマッサージ、ストーンマッサージ、スクラブなど充実した内容でした。
私は、45分で50ドルのボディオイルマッサージを選択。
フロントで予約を済ませるとスタッフが予約時間にお部屋まで来てくれました。
室内に専用のマッサージベッドが設置され、静かでリラックスできる空間で施術がスタート。
アロマの香りに包まれながら、身体も心もほぐれていくのを感じ、贅沢で心地よい時間を過ごすことができました。
PM 17:00 マサイマラ国立保護区
マッサージの後、ホテルの部屋でゆっくりくつろぎたい気持ちもありつつ、「最後にもう一度、サファリのサンセットを見たい!」と、外へ出ることにしました。
あいにく曇り空で、焼けるような夕焼けには出会えませんでしたが、この数日間のことを振り返ると、ケニアに来られたことへの感謝が心に湧き上がってきます。
ランドクルーザーのガタガタとした揺れも今では心地よく感じられ、車内では旅の仲間たちと「思い切って来て、本当によかったね」と語り合いながら、ホテル戻りました。
PM 13:00 Tin Roof Cafe
いよいよ最終日。
ホテルで朝食をとったら、ナイロビに向けて7時に出発です。
約6時間の移動を経て、お腹がちょうど空いたころにたどり着いたのは、「Tin Roof Cafe」。
緑豊かな木々に囲まれたアプローチを進むと、センスの良いかわいらしいカフェが姿を現しました。
「ナイロビで最もクールなグルメカフェ」と言われているそうで、ヘルシーで美味しい料理を、静かで落ち着いた屋外空間で楽しむことができます。
ケールやカリフラワー、豆をたっぷり使ったサラダは野菜本来のおいしさが引き立つ一皿で、箸が止まりません。
パイナップルとミントを使ったパワージュースは、酸味やミントの癖を感じさせず、熟したパイナップルの甘味が口いっぱいに広がる贅沢な味わいでした。
さらにおすすめなのが、デトックスセントラルという、ジンジャー、レモン、はちみつ、ターメリックを使ったホットドリンク。
すりおろしたジンジャーのスパイシーな刺激がじんわり体を温め、旅の疲れを癒しながらエネルギーをチャージしてくれる特別な一杯でした。
- INFORMATION
Tin Roof Cafe
サイトURL: https://www.tinroof.cafe/
PM 16:00 ローカルスーパーCarrefour
空港へ行く前に、「Carrefour」でお土産を調達しました。
コーヒー、紅茶、ハーブティー、チョコレートなど、ケニアらしいアイテムを購入。
特におすすめなのが、「Sanctuary Olonana」の客室にも置いてあったケニア産ハーブティー「ジンジャー&レモン」です。
日本で飲むものよりも、ジンジャーのスパイシーさとレモンの爽やかさが際立ち、香り高くてとても美味。
チョコレートも贈った相手から「おいしかった」「食べやすかった」と好評でした。
会計はケニアシリングのほか、米ドルでも支払い可能ですが、お釣りはケニアシリングで返されるのでご注意を。
PM22:45 ジョモ・ケニヤッタ空港
楽しかったケニア旅も、いよいよ終わり。
日本への帰路につきます。ナイロビの空港はこじんまりとしていますが、出国審査を終えると、お土産ショップやレストランがあり、夜の出発だったため、出発前にカフェで軽食を取りました。
機内では映画「ライオンキング」を鑑賞。
サファリで見た動物たちが画面いっぱいに登場し、思い出がよみがえって思わず涙してしまいました。
まさかケニアに行くなんて、想像したこともありませんでした。
この旅で得た経験は、今までの価値観を大きく変えるものでした。
壮大な自然、動物たちとの出会い、ケニアで過ごした特別な時間は、どれも一生忘れられないものです。
まさにプライスレスな感動の連続でした。
「今までと違う体験がしたい」「大自然の中で心震えるような感動を味わいたい」という人にはぜひ訪れてほしい旅先です。
特に、tabimuseのツアーなら、女性でも安心して参加でき、高品質なホテル、安全対策が整っているので、安心して旅を楽しめます。
次の旅先にはぜひケニアを選び、人生最高の体験をしてみませんか?
MUSE
- yumikoss会社員・フォトグラファー
"Life is to see the world. "私にとって人生は「世界を見ること」。幼い頃から海外の人がどんな場所で、どんな暮らしをしているのかに興味があり、世...
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