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【前編】ケニアの大自然に包まれる人生最高の冒険へ −感動のサファリとラグジュアリーホテル−

いつか行ってみたいと思っていたアフリカ。
そこには、想像を遥かに超える感動がありました。穏やかな動物たちの姿、朝日に輝く空と大地、自然と調和したラグジュアリーホテルで過ごす特別な時間。

ケニアでしか味わえない非日常が、心を満たしてくれました。

まさに、大人だからこそ楽しめる「人生最高の旅」。そんなケニアの魅力をご紹介します。

AM 10:30 ドバイ国際空港

今回はtabimuseのケニアツアーに参加しました。

ケニア旅のスタート地点、ナイロビへはエミレーツ航空、カタール航空、エチオピア航空などでアクセスできます。

今回はエミレーツ航空を利用したので、羽田からドバイ経由でナイロビへ向かいました。

ドバイには旅の数日前に到着していたため、当日は朝8時頃に空港へ。

チェックインは事前にオンラインで済ませていたので、自動手荷物預け機でスーツケースを預け、スムーズにゲートまで移動できました。

エミレーツ航空はエコノミークラスでも、機内食のメニューをベジタリアン、低グルテン、ビーガンなどから選ぶことができます。

今回は試しにビーガンメニューを選択。
内容は運ばれてくるまでは分かりませんでしたが、この時はサフランライスに豆のトマト煮込み、マッシュルームとパプリカとキヌアのサラダ、そしてデザートにはキヌアココナッツプリンとラズベリーコンポート。

どれも想像以上においしく、あっという間に完食してしまいました。

メニューの変更はフライトの24時間前までに、エミレーツ航空のウェブサイトで手続きが必要です。興味がある方は、オンラインチェックインの際にチェックしてみてください。

PM16:00 ジョモ・ケニヤッタ空港

本来は15時頃、到着の予定でしたが、出発が遅れて16時に到着。

11月のナイロビの気温は日中28度、朝夜は15度程ということでしたが、この日は少し雨が降っていて、涼しく、半袖だと少し肌寒かったです。

空港では今日から最終日までお世話になる、ドライバー&ガイドさんがお出迎え。

tabimuseのロゴが入ったランドクルーザーでホテルまで向かいます。

PM 17:15 Fair Acres Boutique Hotel

初日のホテルはナイロビの閑静な住宅地の中にある、可愛らしいブティックホテル。
清潔感があり、シャワーやトイレもきれいでとても快適でした。

お部屋に電気ポットはありますが、ドライヤーがないので電話でお願いしました!

INFORMATION

Fair Acres Boutique Hotel

PM 18:30 ウェルカムディナー Cultiva Farm Kenya

旅の仲間とのウェルカムディナーは、ホテルから車で15分ほどのこちらのレストラン。

「Farm」という名前の通り、自家栽培のオーガニック野菜や卵を使用したクリエイティビティ溢れる様々な料理が食べられます。
料理も、ドリンクもデザートも、何を食べても彩り豊かで、食材も味付けもおいしい!

店内は壁がないので開放感があり、夜の涼しい風が吹き抜け、暖炉の火が暖かく、インテリアもおしゃれでした。

なぜこのツアーに参加したのか、ケニアで体験したいことは何かなどを、みんなで話しながら、旅のスタートにふさわしい、楽しいディナータイムを過ごすことができました。

INFORMATION

Cultiva Farm Kenya

AM 6:00 ホテルで朝食

ケニア旅の朝は早く、出発の準備をしてからホテルのレストランで朝食です。

朝食は、いくつかのメニューから選び、前日のチェックイン時にフロントで伝えておきます。
私は自家製パンケーキとはちみつを選びました。

クレープのような薄めのパンケーキは、余計な味付けがされていない素朴な味わいで、シンプルながらも心に残るおいしさでした。全てのメニューに季節のフルーツとドリンクも付きます。

ケニアといえばコーヒーが有名ですが、紅茶も名産地。

どのホテルのレストランでも、ケニア産のコーヒーか紅茶を選ぶことができ、どちらもおいしいのも嬉しいポイントでした。
紅茶にミルクを加えたものをケニアンティーとも呼びます。

朝ごはんを満喫したら、本日の目的地「ナクル湖国立公園」へ向けて、出発です!

AM 9:30 ケニアを代表するコーヒーショップ

移動中に気になるのがトイレ事情ですが、定期的にショッピングモールなどでトイレ休憩があるので、安心です。

この時、立ち寄ったショッピングモールには、「Java House」というケニアを代表するコーヒーショップがありました。

例えて言うなら、ケニア版スターバックスといったところ。
カップの色使いやデザインが、アフリカらしくカラフルなのが印象的でした。

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Java House

AM 11:30 ナクル湖国立公園

「ナクル湖国立公園」に到着です!
世界遺産にも登録されている「ナクル湖国立公園」は、多様な野生動物が生息する場所として知られています。

希少なクロサイをはじめ、キリンやしまうま、ライオンなど、様々な動物たちを見ることができます。

この日は、念願だったキリンとの出会いが実現。
しかも、かなりの至近距離で見ることができ、大興奮でした。
さらに、幸運なことにライオンも遭遇。

初日にライオンを見ることができるのは稀なようで、この旅が早くも特別なものになった瞬間でした。

INFORMATION

ナクル湖国立公園

PM 1:30 Lake Nakuru Sopa Lodge

2時間ほどのゲームドライブを楽しんだ後、ホテルにチェックインし、ランチタイムです。

国立公園を見下ろせるテラスでいただくランチはビュッフェ形式で、スパイスの効いたカレー、シェフがその場で調理してくれる卵料理、新鮮な野菜のサラダやフルーツ、デザートなど、バリエーション豊富な料理が並びます。

特に感動したのがカレー。
辛さは控えめでマイルドな味わいながら、豆や野菜、チーズなどの具がたっぷり入っており、おかわりしてしまうほどのおいしさでした。

お米が食べられたのも、移動で疲れている体にはありがたかったです。

ホテル客室はコテージタイプで、それぞれの部屋にはバルコニーがついています。

お部屋とロビーやレストランとの間には少し急な坂道がありますが、フロントに電話をすれば、係の方が車で迎えに来てくれるので、大きなスーツケースを運ぶのも安心です。

お部屋には電気ポットや飲料水が用意されておりますが、ドライヤーは備え付けられていないので、必要な方は持参しましょう。

INFORMATION

Lake Nakuru Sopa Lodge

PM 15:30 ナクル湖国立公園

午後のゲームドライブのスタートです!

ガイドのジョロゲさんは日本の有名なテレビ番組のコーディネーターも務めるほど知識豊富で、どこにどんな動物がいるかを知り尽くしています。

仲間のガイドさんと、「今日はこの辺りにライオンがいるよ」などと情報交換しながら、ランドクルーザーを走らせます。

この日は絶滅危惧種である貴重なクロサイを見ることができ、その迫力ある姿に感動しました。

6時を過ぎると、サンセットの時間です。

ランドクルーザーを停めて、オレンジ色に染まる空の写真を撮ったり、静かに眺めたり。

この日は曇り空でしたが、雲の隙間から顔をのぞかせる夕日や、青く染まる空のグラデーションもとても美しく、心に残るひとときでした。

日が沈むと気温が下がるため、防寒対策は必須。

Tシャツの上にウルトラライトダウンを羽織り、ちょうどよい暖かさでした。午後のサファリには、ぜひ暖かい服装をお忘れなく。

7時頃、ホテルへ戻り、夕食を楽しんで、この充実した1日を締めくくりました。

AM 6:00 Lake Nakuru Sopa Lodge

モーニングサファリへ出発するため、この日も早朝スタートです。

コテージを出ると、美しい朝焼けが広がり、小鳥のさえずりが心地よく迎えてくれます。朝日を浴びながらテラスでいただく朝食は格別。

澄んだ空気と、大自然の中で味わうひとときは、まさに幸せそのものでした。

AM 7:00 ナクル湖国立公園

朝のサファリは、昨日見た景色と一変。

太陽の光がキラキラと輝き、朝露に濡れた森林からはセージの香りが漂い、鳥たちのさえずりが響き渡ります。

ランドクルーザーの屋根から顔を出して、朝の光と風を全身で浴びながら、「朝ってこんなに美しくて、心地よいものだったっけ」と感動で涙が出そうでした。

セージの香りは「この空気を日本に持ち帰りたい!」と思うほど。「ケニアに来てよかった!」と心底思った瞬間でした。

動物たちも朝の光に照らされ、輝く姿は神秘的そのもの。

特別な魔法にかけられたようなこの景色は、サファリでの忘れられない体験の一つです。

天気は晴れ!青空!今日も楽しい1日になるに違いありません。

AM 9:00 ケニアのどこか

モーニングサファリを満喫した後は、次の目的地であり、ケニアで最も有名なサファリの聖地「マサイマラ」に向けて出発です。

移動時間は約5時間。

車窓からケニアの景色を眺めながら、旅の仲間とおしゃべりを楽しんでいると、まるでヨーロッパの田舎を思わせるような風景が現れました。

一面に広がる草原と、たくさんの羊を連れた羊飼い。車を停めて、写真撮影です。

サファリ内ではランドクルーザーから降りることができないため、広大な地平線を背景にしたアフリカらしい風景の中で撮影できるのは、とても貴重な時間でした。

PM 14:00 Karen Blixen Camp Masai Mara

本日の宿泊先は「Karen Blixen Camp Masai Mara」

到着すると、スタッフからローズマリーの爽やかな香りがする冷たいおしぼりが手渡され、旅の疲れが一気に癒されました。

このホテルはラグジュアリーテントホテル、ということで、目の前にはカバがのんびりと過ごすマラ川が流れ、敷地内では動物たちが自由に歩き回る姿が見られるなど、自然との距離が近い特別な場所です。

ランチは前菜、メイン、デザートから選びます。私はクスクスのサラダ、パスタポモドーロ、季節のフルーツをチョイスしました。

どのお料理も、味付けが薄すぎず濃すぎず絶妙で、何を食べても絶品でした。

また、フロント横にはドリンクバーが設置されており、コーヒー、紅茶、お茶、お湯をいつでも好きなだけ楽しめるのも、嬉しいポイントです。

ランチの後は、お部屋に移動します。

敷地内では動物が歩いていることもあるため、安全のためにホテルスタッフに先導していただいたり、お迎えをお願いして、ホテル内を移動します。

お部屋は本格的なテントですが、ちゃんとドアに鍵をかけることもでき、セキュリティ面も安心。

中に入ると、大きくてふかふかのベッドや、水洗トイレ、清潔な洗面台が完備されていて、快適さに驚きました。

シャワーは外にありましたが、温かいお湯もしっかり出て、開放感を感じながら、心地よいバスタイムを楽しめました。

大自然を満喫しながらも、快適に過ごすことができ、今までに経験したことがない特別感を味わうことができました。

INFORMATION

Karen Blixen Camp Masai Mara

PM 4:30 マサイマラ国立保護区

ケニアで最も有名と言われる、サファリの聖地「マサイマラ」

森林や湖が特徴的だったナクルと比べると、マサイマラはどこまでも広がる大草原と地平線が特徴です。とにかく景色が広い。

遮るものがなく、なんと10km、20km先まで見渡すことができます。

マサイマラでは、ナクルでは見ることができなかったゾウにも出会えました。

ガイドのジョロゲさんが「ナクルより、マサイマラの方が動物にたくさん出会える」と言う通り、ゾウやキリンなどの動物たちが、マサイマラのあちこちで姿を見せてくれました。

今日も気づけばあっという間にサンセットの時間。

美しい夕日が見られそうなポイントを目指して、ランドクルーザーを走らせます。

ひんやりした風を感じながら、広大な空が徐々に色を変えていく様子を眺める。ただそれだけで幸せな気持ちになります。

ケニアの壮大な自然の中にいると、太陽が昇り、沈んでいく−− そんな当たり前のことが、こんなにも美しいものだったのかと、気づかされます。

この度を通じて、それを知ることができた喜びが、何よりも心に残る思い出となりました。

PM 19:30 Karen Blixen Camp Masai Mara

ホテルに戻ると、テラスには暖かな焚き火が灯されていました。

ディナーを楽しんだ後、シャワーのお湯が出るのは22時までと聞き、急いで部屋で戻ります。

お部屋にドライヤーはありませんが、フロントで借りることが可能です。

また、電気ポットもないため、ロビーでマイボトルに白湯を入れて部屋へ持ち帰りました。

夜はお部屋にいても少し肌寒かったので、白湯のおかげで体を冷やさずに過ごせました。

そして、ベッドの布団をめくると、なんと湯たんぽが用意されていて感激!

お部屋はひんやり涼しく、ベッドの中はあたたかく、お部屋の前に流れるマラ川の音を聞きながら、心身ともにリラックスしてぐっすり眠りにつくことができました。

MUSE

この記事を書いたライターのプロフィール画像
yumikoss会社員・フォトグラファー

"Life is to see the world. "私にとって人生は「世界を見ること」。幼い頃から海外の人がどんな場所で、どんな暮らしをしているのかに興味があり、世...

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