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スリランカ

スリランカひとり旅で大自然に抱かれ叶える幻想的なリトリート - 天才建築家バワの建築を巡る

アーユルヴェーダや世界遺産のシギリヤロック、手付かずのジャングルなど、神秘的な見どころがそこかしこに溢れているスリランカ。

幻想的な自然に抱かれながら魂の休息をする、大人の贅沢なリトリート旅にぴったりの国です。

そしてスリランカと言えば、ジェフリー・バワの生まれ故郷。

自然と融合する建築で知られ、アマンリゾートをはじめとする世界中のラグジュアリーリゾートホテルに多大な影響を及ぼしたレジェンド的建築家。

いつかスリランカで、本格的なアーユルヴェーダ施設やバワの設計した美しいホテルに滞在し、大自然に溶け込むような日々を過ごしたい…そんな長年の夢をついに叶えてきました!

この記事ではアーユルヴェーダを終えた後の、バワの建築を巡りながら太陽が登っては沈むこの星のリズムに身を任せて過ごした4日間のリトリート旅をご紹介します。

PM 0:00 Cafe Zen

アーユルヴェーダ施設での3泊4日の滞在を終えた後、12時に施設をチェックアウト。

今日から車を3日間チャーターし、いよいよスリランカを巡っていきます。

まずはニゴンボの街中にありながら、たくさんの緑に囲まれたオアシスのようなカフェ「Cafe Zen 」でランチを。

このカフェは空港からも車で20分ほどで行けるので、アーユルヴェーダ施設に滞在せずに空港から直接この旅程を参考にしていただいても大丈夫です。

オープンエアのテラス席には木漏れ日が揺れ、その下では猫がのんびりとくつろぎ、とってもリラックスした雰囲気が漂っています。

メニューは、スムージーやグラノーラ、ベジタブルバーガーやフルーツパンケーキなど、ヘルシーな洋食が中心。

アーユルヴェーダで生まれかわったようにすっきりとした心と体に、染み渡っていくフレッシュな食事。

スリランカの食事は基本的にどこもカレーがメイン。

私はスリランカの食事が舌にあっていたので3食カレーでも全く飽きませんでしたが、普通の洋食が食べたくなった時にもこのカフェはおすすめです。

INFORMATION

Cafe Zen

住所:Lewis place 164, Negombo, Sri Lanka
営業時間:8:00〜20:30

ランチの後は高速にのり、スリランカ随一の観光地でありバワの最高傑作とされるホテルがあるシギリヤへと車を走らせます。

スリランカの観光スポットは広い国土に点在していますが、観光客が気軽に利用できる公共交通機関はほとんどありません。

そのため国内の移動は車をチャーターして回るのが一般的。

特に女性ひとり旅の場合は、安全のためにも流しのタクシーなどではなく、信頼できる会社で前もって申し込んでおきましょう。

スリランカでは比較的手頃な価格でチャーターできるので、ひとり旅でも利用しやすくおすすめです。

車窓からローカルな生活や大迫力のジャングルの景色を眺めながら、車に乗ること2時間30分。

ついに憧れのホテルに到着しました!

INFORMATION

海外でカーチャーターを利用する際の便利Tips

・ドライバーとの連絡はアプリの「WhatsApp」を通じて行うため、あらかじめ登録しておきましょう

・英語表記のスケジュール表を作り、いきたいスポットの住所、電話番号とともにドライバーにあらかじめ渡しておくとスムーズ

・予定は旅先でコロコロと変わりがちなので、毎日解散の際には次の日のピックアップ場所と時間を再度確認するようにし、口頭だけなくメモやWhatsAppなど文字でしっかり渡しておくと安心です

また、ドライバーの方に毎日チップが必要なので、現金であらかじめ用意しておくのをお忘れなく!

PM 3:00 ヘリタンス カンダラマ

蔦に絡めとられ、あたかもジャングルの一部であるかのような圧巻の佇まいでそびえる、ジェフリー・バワの最高傑作「ヘリタンス カンダラマ」。ここに今日から、2泊滞在します。

山の中腹の岩肌に寄り添うように建てられ、自然と一体化するよう設計されたこのホテル。

建物内には大きな岩が剥き出しのままデザインに取り入れられ、内と外とが曖昧に繋がった半屋外の回廊には、野生の猿や鳥が縦横無尽に飛び回ります。

「やがて木々に覆われ、自然に還る」とバワが表現したように、今にもジャングルと湖にのまれてしまいそうなこの姿は、今この瞬間だけのもの。

時と共にさらに自然との融合が進み、5年後10年後には全く違う姿になっているのでしょう。

そしてその変化は、バワの哲学が彼の死後も変わらずこのホテルに息づいていることの証でもあります。

変わるものと変わらないもの、人の力を超えた自然の力…このホテルを一目見ただけで様々な深い思いが心に去来し、ホテルとしては新しくはないにもかかわらず今も人々の心を捉えて離さない理由が、少しわかった気がしました。

圧倒されながら、チェックインをしに導かれるままにロビーへ。

ロビーの向こうに見えてきたのは、水平に切り取られた鮮やかな青色の世界…あの有名なインフィニティープールが目の前に!

早速泳ぎたくなってしまいますが、はやる気持ちをおさえてまずはお部屋へと向かいます。

ホテルの棟は、バスタブのないダンブッラウイングと、バスタブのあるシギリヤウイングの2つに分かれています。

リトリート滞在では、やはり緑に囲まれたバスルームは欠かせません!

私は、ジャングルに降るレインシャワーを浴びるような非日常感満載のバスタイムを過ごしたかったので、シギリヤウイングの高層階にあるジャグジーバス付きのDeluxe Roomを選びました。

高台にあるホテルの5階という高所に位置しているというのに、窓のすぐそばにまで大迫力のジャングルの緑が迫ります。

窓の外には幻想的なカンダラマ湖、その奥には世界遺産のシギリヤロックまで見える、素晴らしいビューです!

あまりに気に入って、滞在中はこのバスルームに何度も入りました。

外から帰ってくるたびに、爽やかなレインシャワーを浴びてはスリランカの熱気でほてった肌を癒し、たっぷりと泡立てたバブルバスに浸かっては幻想的な景色に心癒され…至福のバスタイム!

ただし、高層階のため窓の外にからまる蔦は少なめ。

低層階だと、お部屋のランク自体は下がるものの、場所によっては窓の外一面が蔦に覆われているので、より一層自然と一体化した非日常感が味わえるかもしれません。

美しいバスルームにはしゃいだ後は、客室についていた美味しいスリランカ産の紅茶を入れて、テラスに持っていきホッと一息。

なんとテラスに出る窓には、「猿が入ってくるので鍵を閉めるように」との注意書きがありました!

本当になんて心躍る環境なんでしょう(笑)そうしている間に日没の時刻が近づいてきました。

サンセットを特等席で眺めるために、インフィニティープールへ向かいます。

INFORMATION

ヘリタンス カンダラマ

PM 4:00 インフィニティープール

ジェフリー・バワは、今では当たり前のように世界中のラグジュアリーリゾートホテルで取り入れられている様々な建築様式に、多大な影響を与えた人物でもあります。

その一つがインフィニティープール。ホテル建築に最初に取り入れたのがバワなのだそう。

というわけで、ヘリタンス カンダラマに滞在する人の多くの主な目的の一つが、インフィニティープールです。

ホテルの目の前に広がる壮大なカンダラマ湖へと続くように見える、幻想的なプール。

深さは2m近くあって、大人の男性でも足がつかないほどなのでお気をつけを。

プールに浮かんでいると、そのままカンダラマ湖、そしてこの地を包み込む自然へと溶けていきそうな気分に。

なんだか現実がどんどんと遠のいていくようです。

日没の時間が近づくと、プールのすぐ上の巨大な岩場に、笛を持った人が現れ、演奏が始まりました。

その日の終わりを告げる、素朴で澄んだ笛の音。

聞き惚れているうちに、湖の向こうへと沈んでいく夕日があたりをどんどんとドラマティックな色に染め上げていきます。

シャンパンゴールドからオレンジ、やがて紫色の霞のような薄闇へ、刻々と移り変わる世界の色。

夢にまで見た憧れの地で味わう、この世のものとは思えない美しさに、胸がいっぱいになりながらこの日を終えました。

AM 7:00 朝食

翌朝、ホテルの「カンチャナレストラン」で朝食ビュッフェを。

メニューはスリランカ料理と洋食を中心にかなり豊富に並んでいて、味もとても美味しいです。

テラスには、その場で様々なものを料理してくれるライブステーションも登場。ぜひ、巨大なガジュマルの下で焼いてくれるエッグホッパーをお試しあれ。

米粉を溶いたものをお椀型のフライパンで焼いたもので、カレーと一緒に食べるのが一般的なんだそう。

スリランカのカレーは、日本のカレーと違いとても種類が豊富。辛いものから全く辛くないものまで、毎日様々な種類のカレーが並びます。

合わせる主食も、通常のライスだけでなく、そうめんのようなものや、ピトゥと呼ばれるお米とココナッツを蒸したものなど様々。

付け合わせも色々揃っているので、毎日色々な組み合わせで楽しんでください!

AM 8:00 シギリヤロック

ドライバーにピックアップしてもらい、いよいよシギリア観光のメイン、シギリヤロック へ。

シギリヤロックは、ジャングルの中の赤土の道の先にそびえ立つ、高さ200mの山のように巨大な1枚岩の世界遺産。

その神秘的ないでたちと共に、1500年前父親を殺し王位を奪ったカッサパ1世が弟の襲撃を恐れて天空に築いた王宮の遺跡、という凄惨な歴史も持ちます。

⁡私は詳しい解説が聞きたかったので、遺跡の入り口で日本語ガイドの方を雇い、1対1でしっかり説明をしてもらいながら登りました。

シギリヤには日本語ガイドは数名しかいないと言っていたので、希望の方は朝早めに行った方がいいかもしれません。

実際に見たシギリヤロックは、想像していた以上の大迫力!

頂上まで階段が整備されてはいるものの、30度を超える炎天下の中、200mの高さを1時間以上かけて登るのは相当な体力が要ります。

帽子は必須。汗が滝のように流れていき、持っていった500mlのペットボトルはあっという間に飲みきりました。

灼熱の太陽の下、やっと辿り着いたシギリヤロックの頂上。

見渡す限り地球がジャングルに覆われ、今がいつの時代だかわからないような気分に。

頂上から見えるのは、孤独な王様が見た景色。

開発されていない手付かずの自然が広がるこの景色は、きっとカッサパ1世がいた1000年前とほとんど変わらないものなのでしょう。

PM 0:00 Rithu Restaurant

ランチは次の目的地までの道の途中にある、口コミのよかったRithu Restaurantに。

道沿いにぽつんと現れる家族経営の小さなレストランで、座席数は少なめ。

簡単な屋根のついたオープンエアのローカルな雰囲気に、ワクワクとドキドキを半分ずつ感じながら店内へ。

鳥の声や風が葉を揺らす心地よい音を聴きながら、料理を待つ時間は良いものです。

すべて注文してから作っているようで、奥のキッチンからジュージューと美味しそうな音が聞こえてきます。

しばしの時間がたった後、作りたての、ずらりと小皿に並んだカレー料理が出てきました。

一つずつのメニューの説明は書いてありませんでしたが、肉から野菜、辛いものからマイルドなものまでちょっとずつ色々なカレーをためせる嬉しいセット。

野菜もたっぷり入っていてとっても美味しい。

またシギリヤに来れたならば、必ず訪れたいレストランです。

INFORMATION

Rithu Restaurant

支払いは現金のみです

PM 14:00 ダンブッラ石窟寺院

昼食のレストランから車で20分ほどで、ダンブッラ石窟寺院へ到着。

5つの石窟からなるスリランカ最大の石窟寺院で、こちらも世界遺産に登録されています。

こちらでも再び階段地獄。シギリヤロックとダンブッラ石窟寺院を同日に訪れる人は、翌日の筋肉痛を覚悟しましょう。

緑に覆われた長い長い階段を頑張って登って、ようやく寺院の入り口に到着。

敷地内は土足禁止なので靴を脱がねばならず、それを預けるのに現金でのチップが必要です。

寺院の庭は、スリランカの灼熱の日差しに焼かれてとても熱く裸足で歩けないほどなので、靴下の用意をお忘れなく!

目の前に見えるのは、巨大な岩山をくり抜いて作られたコロニアル調の美しい白亜の回廊。

差し込む日差しの美しさに思わず写真を何枚も撮りたくなりますが、宗教施設なので節度を持って行動しましょう。

スリランカでは寺院への参拝時は白い服装を着ることとされており、観光客も義務ではありませんがそれに準じた服装が望ましいとのこと。

私も上下白の服にしていきました。ノースリーブなどの露出の多い服は厳禁です。

薄暗い石窟内には大小様々の聖像や壁画が並び、敬虔なスリランカ人が祈りを捧げます。

厳粛な雰囲気に思わず息をのむ、写真で見て想像していた以上に心をうつ場所でした。

INFORMATION

ダンブッラ石窟寺院

開園:7:30 – 19:00 (最終入場ー17:00)
休日:無休

PM 16:00 ホテルのプール

観光から戻ってきた後、お部屋の美しいビューバスでゆっくりと時間を取って、午前中に登ったシギリヤロックを感慨深く眺めながら熱帯気分満載のシャワーで汗を流します。

その後は水着に着替えて、ホテル内を散策しながらプールを満喫。

ヘリタンス カンダラマには、メインのインフィニティ・プールの他にも、小さなプールが2つあります。

シギリヤウィングの方にあるプールは、岩の地面をそのままプールの底として利用している大胆な作り。

ガジュマルの木に覆われて、まさにジャングルのプール。人も少なめなので、静かに自分の時間が過ごせます。

夕刻の時間が近づいたら、今日もインフィニティ・プールへ。

澄んだ笛の音を聞きながら、昨日とは違ったサンセットの色に、目を見張ります。

自然の織りなす色彩の饗宴は、一日として同じものはなく…。

湖の向こうに沈んでいく夕日をじっと眺め、素晴らしかった今日という日を心に刻みました。

PM 18:00 ディナー

明日の朝がとても早いので、夜は朝食と同じ「カンチャナレストラン」のビュッフェ形式のディナーでさっと済ませることにしました。

ホテル周辺にはレストランやショップはないので、基本的に食事はホテル内で食べることになります。

カンチャナレストランのビュッフェは、色々な媒体で美味しいと高い評価をされており、味に定評あり。

夜は朝よりももっとボリューミーなメニューがずらりと並び、選びきれないほど。盛り付けも凝っていて豪華な雰囲気です。

メニューも日々変わるそうなので、連日利用しても飽きずに食べられそう。

なお、夜は「スマートカジュアル」のドレスコードが定められています。リゾートなのでさほど厳格な決まりではありませんが、少し綺麗な格好をしていきましょう。

AM 5:00 ピドゥランガラロック

このシギリヤ観光で、最も楽しみにしていたピドゥランガラロックへ行く日がやってきました。

山のように巨大な1枚岩シギリヤロックの正面に、奇跡のように対になって鎮座した巨大な1枚岩。

ここはシギリヤロックを眺める特等席。特に日の出の瞬間は、この世のものとは思えない幻想的な光景に。

朝日を見るためには日の出前に頂上にいなければならず、のぼっている間はあたりは真っ暗です。女性ひとりでの登頂は避けた方がいいかも。

私は前日、シギリヤロックをガイドしてくれたガイドの方に交渉し、ピドゥランガラロックのガイドも頼んでおきました。

このガイドの方とは、日本に帰ってきてからもずっと交流が続いています。そんな心温まる出会いがあるのも、旅の醍醐味の一つ。

ピドゥランガラロックへのぼるためには寺院を通り抜ける必要があるので、露出の多い服装は禁止です。

また非常に道が険しいのでスカートでは登れません。

上るのにかかる時間自体は30〜40分程度でシギリヤロック程ではありませんが、管理された観光地ではないのでもっとハードな印象。

所々自然の岩場そのままなので崩れる危険性はもちろんあり、行く場合はあくまで自己責任で挑戦してください。

最後の方はちょっとした垂直岩登りのような場所があり、真っ暗な中、左右に突き出た岩々を両手でつかみながら登っていくので、軍手や首から下げる懐中電灯があると便利です。

眼下一面に広がる、朝霧に沈むジャングルから、徐々に昇ってくる朝日。オレンジに照らされた巨大なシギリヤロック。

人の世界から離れ、いつできたともわからない巨大な大岩に座って、空と大地の間で言葉も失い只々見惚れていました。

この星の辿ってきた長い時の流れを感じるような、心震える光景でした。

シギリヤロックは、実際に登るのももちろんとても楽しいですが、私は朝日に照らされた姿をピドゥランガラロックから眺めた時の方がより感動を味わえました。

ピドゥランガラロックは日本人にはまだほとんど知られておらず、頂上にいるのは外国人ばかり。

体力に自信がある人は、ぜひ挑戦してみてください。

AM 9:00 ホテルの朝食レストラン

ホテルに戻って、お部屋の素敵なバスルームで最後のレインシャワーを浴びたら、昨日と同じ7階にある「カンチャナレストラン」朝食へ。

高台にあるホテルなので、7階でもかなり見晴らしが良いです。

窓際の席で、カンダラマ湖とシギリヤロックを眺めながら美味しい朝食ブッフェをいただきます。

洋食メニューも豊富ですが、私はこの日も大好きなスリランカカレー尽くしのプレートに。

その後は荷造りをして、この幻想的なホテルを名残惜しくチェックアウト。

5年後、10年後に、ますます自然と融合したこのホテルが一体どんな姿になっているのか、再び戻ってきてこの目で確かめたいです。

PM 1:00 PARADISE ROAD THE GALLERY CAFÉ

高速道路を走ること2時間半、スリランカの最大都市、コロンボへ到着。

まずはランチをしに、ジェフリー・バワの設計したPARADISE ROAD THE GALLERY CAFÉへ。

元々は個人の住居として設計され、バワのオフィスとして利用されていたものが、現在カフェレストラン兼ギャラリーとなっています。

入り口を入って通路を進んでいくと、奥の坪庭からキラキラと眩い光が見えてきました。

頭上に開いた穴から、鯉の泳ぐ池の水面に光が差し込み、あたり一面光の反射に包まれ輝いているのです!

あまりに美しい光景に、しばし時を忘れて眺めていました。

この光の輝きをみたい人は、太陽が天井近くにある正午前後を狙ってくると良さそうです。

店内は白黒のモダンなファブリックがとてもおしゃれ。

食事も美味しく、とても人気のあるカフェなので、お昼時は混み合います。

空いている時間を狙うか、坪庭が池に反射する時間を狙うか、悩ましいですね。

PM 14:00 PARADISE ROAD

その後はコロンボ市内でショッピングタイム。

PARADISE ROAD(先述のカフェとは別のお店です)は、おしゃれでセンスの良いインテリア雑貨の揃うお店。

お土産クオリティではなく、良質で洗練されたスリランカ雑貨が購入できます。

私はたっぷりと時間をかけて選び、シルバーリーフの置き物などを購入。

そしてスリランカのお土産と言ったら、忘れてはいけない「SPA CEYLON」。

アーユルヴェーダ専門医とともに、スリランカ王室の伝統的な植物レシピをもとに開発したスパ発スキンケアブランドで、たっぷりボディケア類を買い込みました。

心落ち着くハーブの香りに包まれるハンドクリームや石鹸は、お土産にもおすすめです。

PM 15:00 ジェットウィング・ラグーン

本日泊まるホテル「ジェットウィング・ラグーン」へ到着。ここで、3日間お世話になったチャーターの運転手さんともお別れです。

ジェットウィング・ラグーンはジェフリー・バワによって建てられた最初のリゾートホテル。

その後改装し、バワのお弟子さんがバワのコンセプトを引き継ぎながらリニューアルオープンさせました。

今回泊まった客室は違いますが、バワのオリジナルの設計を残したバワ・ルームもあります。

街の喧騒から離れたこのホテルは、東をラグーン、西をインド洋に囲まれ、ゆったりとした空気が流れています。

あたりにはこれといって何もありませんが、そこが良い。

熱帯の緑が作り出す木漏れ日の下、ホテルの敷地内を進んでいくと、目の前いっぱいに穏やかに広がる水平線が飛び込んできました!

ここが私のスリランカリトリート旅の、最後の楽園。

INFORMATION

ジェットウィング・ラグーン

PM 15:30 Luxury Room

私が泊まったのは、Luxury Room。

一番ベーシックなカテゴリーのお部屋ですがとても広く、南国ムード溢れる落ち着いたインテリアで、一歩足を足を踏み入れた瞬間に思わず「わぁ!」と声を上げてしまいました。

私のお部屋は、美しく穏やかなラグーンが目の前に!

朝目覚めてベッドにぼんやり寝転んでいると、この水平線から太陽がのぼっていくのです。

幻想的なスリランカでの日々の最後を飾る、完璧なお部屋ではないですか?

そして何と言っても素晴らしいのが、27.7平米もあるバスルーム。

半屋外にあって、天井の隙間からは自然光が差し込み、鳥の声も聞こえます。

アンティークなチェアなど調度品もとても好みで、シャッターを押す手が止まりません。

PM 16:00 プール

このホテルの大きな見どころの一つが、100mもの巨大なプール。ホテルの目の前に広がるラグーンにインスパイアされて設計したのだそう。

すぐ横にはアーユルヴェーダのスパもあって、時間があれば受けたかった…!

広々としたプールは空いていて、ひたすらに続く水面に静かに身を預けて浮かんでいると、心が無の境地になったような感覚に。

この旅で、なんだか心から余分なものが流れでて、すっきりとシンプルに感動を受け取れるようになったような気がします。

この日の終わりは、あたり一面が燃えるような赤に染まる、この旅一番の夕焼けに包まれました。

AM 7:00 朝食

ついにスリランカをたつ日がやってきてしまいました。

ラグーンに面したホテルのレストラン「ブルー・ラグーン」で、最後の食事を。

ホテルの朝食は通常はビュッフェ形式のようですが、この日はオーダー形式に。

スリランカスタイルと洋食とで選べ、私はもちろんスリランカスタイルをチョイス!

加工食品や人工添加物は一切使用されていないそう。


レストランには爽やかな朝の風が吹き抜け、とても良い心地。

目の前の穏やかなラグーンを照らす朝日の煌めきと、熱帯の木々が投げかける木漏れ日とを目に焼き付けながら、ゆっくりと時間をかけて朝食を味わいました。

スリランカで過ごした宝物の日々を思い起こしながら、名残惜しくチェックアウト。

これにて、珠玉の時間の詰まったスリランカリトリート旅は終了です。

この星の辿ってきた歴史や、大地の息吹を感じるような圧倒的な大自然に囲まれたスリランカで、自然に融合する美しいバワホテルにゆったりと滞在し、身も心もこの地に溶け込ませた夢のような日々。

「これまで行った旅先の中でいちばん好きな国は?」という問いに対する答えを塗り替えるほど、心に響いた旅となりました。

またからならずここに戻ってこよう、と心に決め、余ったスリランカルピーは日本円に両替せずに帰国。

大自然に身を任せ、太陽が昇っては沈んでいくリズムに合わせて過ごしていくうちに、心身から余分なものが取り除かれ、世界の美しさがシンプルにダイレクトに心に伝わってくるような感覚に。とても幸せな旅でした。

自分のリズムをとり戻し大切なものを見つめ直す、そんな旅をしたくなったら、ぜひスリランカへ飛び立ちこの珠玉の日々を体験してみてください!


なお、この旅行の前に滞在した、3泊4日のアーユルヴェーダ体験についてはブログで詳細にレポートしています。

スリランカでの滞在についてはインスタグラム @_mugi_photo_ でも写真たっぷりに詳しくレポートしてるので、ぜひそちらもチェックしてみてください。

質問等ありましたらDMでお気軽にどうぞ!

MUSE

この記事を書いたライターのプロフィール画像
MUGIフォトグラファー

フォトグラファーとして国内の様々なホテルやコスメブランドの広告写真撮影を行いながら、トラベルライターとして国内外を取材。 その傍ら2014年より始めた自身のブログやSN...

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